あけましておめでとうございます
2021年、新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
新型コロナウイルスの蔓延により一人ひとりの生き方が大きく変わった2020年が過ぎ、ウィズコロナとして2021年を迎えました。まずはこの新年に当たって、新年をお祝いすることもできずに働いてくださっている医療従事者の皆様、本当にありがとうございます。また、営業時間の短縮などを余儀なくされ、大変な思いをされておられる飲食・サービス業、そのほか多くの皆様の新しい一年の毎日が少しでも穏やかな時間でありますことを心より願っております。
今年はコロナへの感染予防に努めながらそれぞれが活動を改めて考え直していく一年になるのではないでしょうか?経済活動を止めることなく、感染予防を行っていく、そのことをそれぞれがもっと考え、実行していく、去年以上にそんな年になると思っています。
コロナ禍にあって一人ひとりの生き方や働き方に対する考えは変わりました。自分のキャリアをどう築いていくかを考えた人も多いと思います。
私の講師人生は就職支援から始まっていますが、その時から「未来の選択肢を増やすお手伝い」をさせていただくことを大切にしています。「未来の選択肢を増やす」というのは2つのポイントがあります。まずは、自分には未来を選択する力があることを知ってもらう、そして未来の選択肢を増やすために活動をする、です。
①自分には未来を選択する力があることを知る
人生の主役は自分自身です。自分の人生を歩むのは自分しかいません。もし今ある人生に不満を抱いている人がいたとして、その人生をそのまま歩むことも、もっと良い人生にするために別の方法を考えたり、実行したりするのも、その人自身が決めることです。もちろん、家庭環境やさまざま条件で自分が人生の主役を歩くことが「そんなに簡単ではない」と思われている方もいらっしゃると思います。
私も「自分の人生の主役は自分自身だ」と思うことが難しいと思うことがとても多い3年を過ごしてきました。私が一緒に暮らすパートナーは3年前に脳梗塞で倒れ、失語症になりました。今も失語症のリハビリを続けています。この3年間、ほとんどの時間は主人中心の毎日でした。失語症という障がいを背負うパートナーとの暮らしは決して簡単ではありません。それは現在進行形で進んでいる大変な生活です。
しかし障がいのある彼と一緒に生きていきながら、それでも自分の人生の主役は自分自身だということを私はいつも意識しています。出来事に対する自分の反応を選択し、自分の機嫌を自分で取り、自分の未来を考えています。研修講師としてどんな人生を歩んでいきたいのか、この先、どんな未来を作っていきたいのか、そんなことをいつも考えています。
今すぐは難しいかもしれない、でも「その時」のために「人生の主役は自分自身」ということを意識して過ごしていくか、それともいろんなことを諦めて生きていくのかでは、その先にある未来は大きく変わってきます。
まずは自分こそが自分の人生を作る主役であること、どんな人にもその力が備えられていることを忘れないでいてほしいと思っています。
②未来を選択するための行動を起こす
自分の人生の主役は自分自身であること、そして未来を選択する力が自分にあることを知れたら、実際に未来を選択するための行動を起こしていきます。未来の選択肢を増やすために必要なものは「知る」ことです。私たちが体験している「自分の世界」はこの世の中でもほんの小さな世界です。まずは自分の世界を広げてやる、そのためにいろんな世界を「知る」ことが必要です。
知ることを無しにして未来の選択肢を増やすことはできません。そうやって世界を知っていきながら自分がどんな人生を歩んでいきたいのかを考えます。そしてどうすればその人生を歩んでいけるのかを調べて、行動に移していきます。
この行動に移すというのは簡単ではありません。自分の生活を守りながら、新しい人生を考えていくことは大変なことです。一度で成功することはありません。それでも何度でも「人生の主人公は自分自身」という思いを強くしながら試していただきたいと思います。
また「人に話す」ことも大切です。周りにいる人に自分の歩みたい人生について話をしていくことで、自分が知らない情報を教えてくれたり、その人生を実現する為に助けてくれる人を紹介をしてくれたり、いろんな助けを出してくれます。
コロナ禍にあって、本当に大変な毎日にあると思います。しかしその中だからこそ「自分の人生は自分自身であること」忘れないで下さい。自分の人生を考える余裕なんてない時だからこそ、そんな方にこそ「人生の主役は自分自身」であることを覚えておいていただきたいと願っています。
私は今年も研修講師として未来の選択肢を増やすお手伝いをしたいと願っています。