呼吸器内科を受診するまで

どの病院に紹介状を書いてもらうか悩んだ。その結果、ネットで調べて、間質性肺炎に対する取り組みに納得できる総合病院を紹介してもらうことに決めた。
間質性肺炎にも対応します、というレベルでは納得できない。充実した入院治療、或いは手術を優先している病院も選択肢から除いた。そして、積極的にこの難病に取り組み、他の科とも連携し、一人ひとりの患者の症例に向き合う、という方針に期待して、ある総合病院に紹介状を書いてもらうことに決めた。
申し込みをしたところ、初診まで約3週間待たなければならない。

この期間をどう過ごすか考えた。
私は全くの素人である。この期間に病状が進行して生命に関わる恐れはないか？　と主治医に聞いたら、酸素濃度を測ってくれて、98%ありますから、大丈夫ですよ、とにこやかに伝えてくれた。不覚にも涙が滲んだ。

まず、環境設定が必要だと思った。
羽毛布団を使っていたが、ネットで人工羽毛布団を買って変えた。
寝室に置く空気清浄機を買った。診断が出たら更に高性能なものにするかもしれない。
まめに掃除をする為に、小さなセカンド掃除機を買った。軽くて使い易い。
咳が出やすい環境では、マスクを着用することにした。コロナが第五類になってから外していたマスクを復活させて外出することにした。

肺の使える部分が減るので、呼吸困難になるらしいから、呼吸する力を今のうちに高めておけば何か役立つかもしれない、と素人の私は思う。
骨折のリハビリで行っているウォーキングは1日目標5000歩。頑張っても3000歩しかいかない日もあるけれど、続けて行きたい。
呼吸の方法。鼻から3秒吸って、少し息を止め、口から6秒で出す。これを気づいた時に繰り返し行って腹式呼吸が出来るようにしたい。
テレビで見たペットボトルにストローで空気を吹き込む方法。昨日ストローを買ってきた。
どれも、本当に役立つかどうかは分からない。
でも、治療が始まった時に、筋力、体力をつけておくことが何かの助けになるかもしれない。

何とか1週間経ったが、後2週間ある。
まだまだしておきたいことがある。

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