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味覚による自己表現

味覚の種類は甘味、酸味、塩味、苦味、辛味、渋味、刺激味、無味、
脂身味、アルカリ味、金属味、電気の味などがあるが日本では1908年に
池田菊苗がうま味物質グルタミン酸モノナトリウム塩を発見し現在では
甘味、酸味、塩味、苦味、うま味の5つが五基本味と位置づけられています。

料理研究家スマイリーが主宰する料理教室にはこの味覚を覚えて頂く為
特化したメソッドがあります。
それは料理の過程において何か一つ食材や調味料を入れるたびに
拇指・示指・中指・薬指・小指の中指を伸ばし後の四指は内側に曲げ
中指で味見をするのです。

中指の理由は指の中で中指が一番長いからでありプロは必ず行う行為です。
私は生徒さんから一度も言われたことはないのですが、もしこの行為が
『熱い・生理的に無理』などと考えておられるのでしたらその人は永遠に
美味しい料理を作ることが出来ないでしょう。

よく美味しくなくても愛情があればいい!と言われる方がいますが
”マジですか!”とツッコミを入れたくなります。
料理研究家スマイリーの料理には愛情なんてありません!
愛情で美味しい料理が出来るならば私の料理技術はいらないからです。

勿論、美味しい料理で愛情がこもっているなら最高の料理になるでしょう。
こんな笑えないお話があります。
奥さんは料理ブロガーで美味しい料理ではなく見栄えの良い料理を
毎日一品作りブログにあげるそうです。
料理過程で画像を写すので美味しい料理が出来るはずもありません。
しかもその料理は遅く帰ってきた旦那さんが食べさせられるそうです。
旦那さんはマズイ料理を毎日食べさせられ、その不味さを奥さんに
伝えたくて”君もたべたら?”と思い切って話をしたところ奥さんは
”私はいいの!お昼にジャンクフードを食べたから”旦那さんはそれを
聞いて軽いめまいがしたそうです。

話を味覚にもどしますが、味覚は十人十色であり全ての人々に美味しい料理を
作るのは無理です。
ここで料理の科学の登場でまずX軸とY軸の表を作りX0.0Y0.0を自分が
美味しい原点とします。
+X+Yを濃い味とし-X-Yを薄い味として45°の線を原点を中心として書きます。
この表の要件は”美味しい料理”です。

貴方がパーティーを主宰し料理を作ることになりました。
貴方が作る料理はX+1とY+1の料理を作れば皆さんが美味しいと言われます。
しかしご家庭で作る料理はX-1とY-1を作ることでご家族の健康を考えた料理を
作ることが出来ます。

答えは人は日常の料理の味付けより少し濃い料理を好み傾向があり
ご家族の食事は貴方の原点より薄い味で作りますが、ここで注意するのは
”美味しい料理”でなければなりません。
つまり単に醤油の分量を減らすだけではなく、例えフォンの味を濃くするなど
工夫が必要です。

私が主宰する『スマイリーキッズクッキングスクール』では食育として
お子様に甘味、酸味、塩味、苦味、うま味を舐めさせ子供の言葉で
構わないので自己表現の授業をしています。
最初は消極的なお子様でも味は直接『脳』にダイレクトに伝わるため
授業後半では積極的に発言するようになりお子様の積極性を高める授業
になっています。

今後、日本はグローバルスタンダードの環境が構築され人の自己表現は
最も大切なものとなるでしょう!

よろしければサポートお願いします!料理研究家スマイリー