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ぶどうしゅいろのそらでした。
my roots...
2020年12月、もの忘れが目立つ。
大事なものまで忘れてしまいそうで怖くなる。
あるきっかけから思い出した大事な記憶。
5歳か6歳の記憶。
幼稚園では文化祭に向けて絵を描いたり工作をしたりの日々。
「 お月見の絵を描きましょう 」
紫色の空に水色の月。
森の木々や動物たちは黒いシルエット。
周りのお友達は、
黒または紺色の空に黄色い月。
うさぎが餅つきをしたり遊んでいたり。
違ってた私は。
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小学校2年生。
夏休みかな?毎日日記を書くという宿題。
やりたくない私は好きなように詩を書いた。
ベランダで
せんたくものが
ダンス
風にゆれて
ダンス
といった感じ。
日記に詩を書いたクラスメイトはいなかったらしい。
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探してた絵本にいろいろつまってた。
「 カングル・ワングルのぼうし 」
大好きな一節はこうだ。
" むらさきいろした月のよる "
作者のエドワード・リアはイギリスの詩人。
この絵本は全編流れるような言葉なんだ。
絵のヘレン・オクセンバリーは、カラフルで細やかな絵を描く。
もう!わたし、好きでしょ!
大人になったって、好きなものはあまり変わってないんだ。
わたしの探していた絵本は自分でしか見つけらんないよね、って。
だって!
「 ぶどうしゅいろのそらでした。」
から始まる絵本はないよ、わたしが作ったんだから!
絵本、探してたわたしのルーツそして記憶…見つけられて嬉しい。
変な子って言われてたよ?
でもいいんだ。
* いつだったか他のとこに書いたのを書き直しました。
きっとここなら興味深く読んでくれる人がいるでしょう。*