ワイン検定シルバークラス ⑤シャンパーニュ


前回のおさらいから いきましょうか(^^)


シャンパーニュに許可されている主要な
ぶどう品種3つは何でしたか?

シャルドネ
ピノ・ノワール
ムニエ

シャンパーニュ地方の重要なぶどう栽培地区3つ
はどこでしたか?

コート ド ブラン地区
モンターニュ ド ランス 地区
ヴァレ ド ラ マルヌ 地区

どうでしょう 覚えてましたか〜?

組み合わせてみましょう🎵

シャルドネは 主にコート デ ブラン地区

ピノノワールは、
主に モンターニュ ド ランス地区
   
ムニエは  主に ヴァレ ド ラ マルヌ地区で
栽培されています。

テキストには、他の地区名も書かれていますが、
まずはこの3つのセットを、
覚えればokではないかと思います。
※ソムリエ試験では全部覚えましょう😂

シャルドネは丘 
ピノノワールは山
ムニエは谷  と覚えれば スムーズです


さて、シャンパーニュには
ミレジメ 
ノン・ミレジメという2つのタイプがあります。
(聞きなれないですね💦)

北緯49度に位置するシャンパーニュ地方 
(地図⑥ボルドーが北緯45=北海道の位置)
この寒い地域では、ぶどうの出来が安定しないなどの理由から、自社のブランドシャンパーニュの味に近づけない場合があります。
そのため、
数年分の取り置きしたワインを調合するという
作業があります。
シャンパーニュのボトルに
ビンテージ表記がないものも多いのは、この為で
いろいろな年のワインを使うので
ビンテージ表記できないのです。 

ぶどうの出来が良い時などは、
その年のぶどうを100パーセント使う事があり、
このような年は 
ビンテージを表記する事ができます
これを ミレジメ
(ヴィンテージ シャンパーニュ)と呼びます

反対に、
その年のぶどう100パーセントでない時には
ノン・ミレジメ と呼びます

ビンテージ 2010のドンペリニョン
MILLESIMEミレジムの文字見つかりましたか?

さらに、  
シャンパーニュの造り方のスタイルは
いろいろあり、

① NM
ネゴシアン マニピュランの略
ぶどうは外部から購入して、自社でシャンパーニュを造りましたよ

②RM 
ㇾコルタン マニピュランの略
自家でぶどうを栽培し、シャンパーニュを造りましたよ

と、いうのもあります。

さて、
シャンパーニュの醸造方法です!
テキストの図を見ながら、
工程をみていきましょう〜🎶

手間の多さとルールの多さが美味しさの保証につながり、お値段にも反映しています
工程が多い為、長文にもなっております😵‍💫
図を見ながら いきましょうー!

🍾シャンパーニュができるまで

図①まずは ぶどうを準備。収穫は 手摘みです 
人員は12万人ほど必要 (人件費がカオスです)

図②収穫した葡萄をしぼる(圧搾 あっさく)
4000キロのぶどうから 2550リットルの搾汁。
この数量は決められています…

④絞った果汁をアルコール発酵
まずは、白ワインを造ります

図⑥調合をします。
造ったワインに、取り置きワインや、
品種の異なるワインを組み合わせたりして、 
味の調整を行っていきます。
これは自社のスタイル保持、
品質の安定化を目的とします。

続いて
調合したワインに、糖と酵母を加えて、瓶詰し、
王冠、またはコルクで詮をします

⑦と図⑧   ビンの中で、酵母菌は、糖分を食べ、
アルコールとガスを作り出します。
この時発生したガス(泡)は、
詮がされている為、瓶内に閉じこめられます

これが、シャンパーニュの泡です

ワインの発酵に引き続き、
ビンの中で2回目の発酵を行い泡を作る 
これを瓶内二次発酵と呼びます
                    ☝️これ大切!

図⑨ブクブクと泡のたつ瓶を水平に倒して
暗く、涼しい場所で、澱と一緒に熟成させます

ワインの澱(オリ)と一緒に熟成させるのは
旨味成分をワインにうつす為です
 
イメージ的には…
紅茶は、茶葉にお湯を注ぎ、
最終的には、茶葉は飲みませんが、
味わいを抽出する為、そのまま時間をおきますよね

わかりにくい😅かもしれせんが、
オリと一緒に熟成  私のイメージです。

この熟成期間の長さは、またまた
規則で決められています

ノン ビンテージ では15カ月以上
ミレジメは なんと 3年以上!の熟成義務があります

そう、すぐには販売できないのです😱
すなわち、すぐにお金に換えられないのです

図⑩ 動瓶
さて、長い期間の熟成が終わったら、
今度は、シャンパーニュを飲む時には不要となる澱を取り除かなくてはいけません。
瓶を少しずつ少しずつ回しながら、
澱を瓶口に集めていきます。
 ここは⑩の図を見ながら
テキストを読んでくださいねー

図⑪
瓶口に集まった、澱。
瓶口をマイナス27度の溶液に浸して、澱を
凍らせます。
ここで、瓶の栓を抜くと、中のガス圧の勢いで
澱のシャーベットが飛び出していきます

図12.図13
その後は 最終的な甘味調整で、味を整え、
泡が抜けないよう、速やかにコルクが打ち込まれ

ようやく、ようやく、ようやく
シャンパーニュの完成です

唯一無二のテロワールと、時間、手間。
数々のルール

シャンパーニュの値段が高いのも
納得ですね!

お疲れ様でしたー!
シャンパーニュはここまで!

先へ進みましょう!
次はアルザスです

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