うまくいく学級づくり「4 違いを認め合い、助け合う雰囲気を作るための支援の手立て」
<③違いを認め合い、助け合う雰囲気を作るための支援の手立て>
子どものモデルになるのは教師の関わり方
教室の中で教師は子供のお手本、モデルです。教師の言動一つで学級の雰囲気が決まります。教師が一人一人の違いを見つめ、個の成長を誉め認める声掛けや支援をしていると、それを見ている子どもたちも自然と互いの違いを認め合い、互いの成長を喜び合う学級になっていきます。
①〇か×かではなく、△も認める学級へ
子どもたちと関わっていると物事を〇か×かで判断し、できないことはダメなことだと思い込んでいる子どもが多くいます。大人の中でも当てはまるような方がいるのではないでしょうか。その結果、勝負事で負けると我慢できず、暴言を吐きまくりケンカに発展する、悪い点数を取ると大きく動揺し怒り、泣きじゃくる。そのような子どももいます。一番にならないと、成功しないと気がすまず、自信のないこと、苦手なことには取り組まないようになるのです。
このような子どもたちには、結果だけでなく過程を認めていく支援が大切になってきます。「出来ないことがあっても大丈夫」というメッセージを伝えていくことが大切になります。安心感や様々価値観に出会わせることが必要です。
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