僕の声ってどんな声ですか?
児童養護施設出身・少年院出身の青年たちをサポートするNPO法人スマイルリングでの、青年たちとの日常をnoteしていきます☺️
少年院を出た後、関東でがんばって働いている青年からの電話である。
彼と本当に会ったのはたったの1度きりだが、毎日のように、話したりLINEしたりと、心を通わせ合うようになった今では、まるで本当の親子のような気持ちだ。
昨日はそんな彼と『声』の話をした。
いい声の人が好きである。
その人の話し方で、とても好きになったり
嫌いになったりすることがある💦
声だけは、ごまかしようがないと思う。
その人の人格がそのまま表れるのが声。
その彼と、
あの人の声はどうだ、この人の声はどうだ…と、
自分達の好きな人の声の話をしていたら、
『僕の声は、どんな声ですか?』
と聞いてきた。
低くて、見た目よりも少し大人っぽい声で…
初めて聞いた時に、良い声してるなって思ったよ。
そう伝えると、そうですか…と、少し照れた様子が伝わってきた😁
仕事で疲れた後、こんな風になんてことのない言葉のやりとりをしていると、体から嫌な疲れが抜けていくような気がする。
純粋で穏やかな彼の声には、私を癒す力がある。
声には力があるのだ。
人を励まし、勇気づけ、安心させる。
悲しませ、怒らせ、苦しませる。
疲れたときに、この人の声だけは聞きたくないと思う人もいるだろうし、
今、あの人の声が聞きたい…と、思う事もある。
スマイルリングで関わる青年たちの声は、私の耳にとっては良い声だ。
泣いたり笑ったり、すねたり落ち込んだり、
怒ったり喜んだり…。
目まぐるしくジェットコースターのようにくるくると変わる君たちの若々しい声。
あっという間に大人になっていくんだろうなぁ。
その時、君たちはどんな声をしているんだろう。
なんだか楽しみだねぇ…。
私たちの活動が、本当に花開くのは、彼らが成長する10年先か20年先か。百花繚乱、桜梅桃李の花が咲く日を夢見てる🌼🌸💐😁✨
その時が来るまで、私たちも君たちにとって、良い声の持ち主でありたいと思っている。
君たちの声が大好きだ!
NPO法人スマイルリング
理事 ののむら ちあき☺️
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