深夜のひとり言
目に見えるものは存在する。
目に見えないものは存在しない。
半世紀以上生きてきて、
そう単純なものでもないことがわかってきた。
目に見えている気になっているけれど、
それは「思い込み」かもしれない。
目にはさだかに見えないけれど、
明らかに存在する「いのち」。
現代において、
科学的に考察される対象の限界は、
計測装置に依存している。
その意味では、
計測装置は「目」と言えるだろう。
計測装置が存在すれば、
観測対象として扱うことができる。
そうでなければ、扱えない。
科学的に考察される領域は真理がわかりやすい。
計測データに拠って証明できるから。
計測装置の存在しない領域は、
計測データが取れないから、
真理が証明できない。
証明できないからといって、真理が存在しないわけではない。
計測装置の進化によって、真理(らしきもの)が明らかになっていくだけだ。
でも、量子力学の二重スリット実験の例もある。
目に見えようが見えまいが、真理に触れてみたい。
そんな男の深夜の独り言。
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