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PD Cafeで実現させたい世界観

みなさんこんにちは。
 PD Cafeの小川順也です。
パーキンソン病の方のための運動教室やパーキンソン病の方のオンラインサロンを運営しています。

さて、私はパーキンソン病の方のための運動継続プログラムであるPD Cafeを2013年から行なっています。2020年で丸7年。現在では、全国10拠点に広がっています。

PD Cafeは運動を提供しているのではなく
運動を軸としてつながりを提供しています。

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要は、コミュニティ作りをしています。なぜコミュニティ作りなのか?それは、人は孤独が最も怖く、つながりがある方が長生きするというエビデンスもあるからです。最大の理由は、みなさん口を揃えて言います。“1人じゃ運動を続けられません”と。

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2013年の当時思っていたのは、医療機関でのリハビリを終えると自宅に帰った後は、理学療法士や作業療法士などのセラピストと関わることがバスっと無くなります。重症度が進んでヤール3以上になると、指定難病や介護保険でサービスとしてリハビリが受けやすくなるので関わりが出来ます。
しかし、それ以前の状態の時にそれが圧倒的にないんです。

ヤール3以上からでいいの?いや、それ以前がすごく大事なんです。
それ以前から運動継続していくことで、進行予防をしていく。ヤール3から運動を習慣づけるってすごく大変だし、骨が固まっていたり筋力低下を起こしているとそこから戻してあげるのに数ヶ月集中的にやらないとなかなかきつい。そんな状況です。

ということで、PD Cafeは会いに行けるアイドル(AKB48)じゃないけど、気軽に会えるセラピストということで、医療機関と地域の繋げ役になれればいいと思っています。

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ということで2013年からPD Cafeを初めています。病院で退院すると1人じゃ運動を続けられません。そんな声に答えるようにパーキンソン病の方と一緒に作りました。

あれから、7年。最近、よく耳にすることがあります。
“PD Cafeにこなくちゃ運動出来ない。家だと運動続かないんだよ”

あれ?なんか、聞いたことあるような声だな。ん?病院で聞いていたようなことと一緒じゃないか。
と最近モヤモヤがまた始まりました。

運動継続のために作った運動教室だけど、結局自宅では運動継続出来ない。出来る人も多いし、PD Cafeをきっかけで運動をはじめてくれた人もすごく多い。でも、そういう方はごく少数と思います。では、どうすればいいのか?

PD Cafeを作った当初、アメリカで開発されていたpatientslikemeというALSの方のためのSNSサービスがありました。
https://www.patientslikeme.com/
当時の私は、やはりコミュニティを作るべきだ、しかもインターネットサービスとして作るべきだ!と考えていました。しかし、当時の私は作る技術もお金も経験もありませんでした。日本でも似たようなことをはじめたところがありました。しかし、日本ではSNSってまだまだ広がっていない印象だったので、あまり会員数は増えていない様子でした。

リアルな場とオンラインの場の両方が共存することでより継続的な場になると確信していました。

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ということで、リアルな場として月1回の運動教室とPD Gymをやってきました。しかし、リアルな場に来ないと運動を続けられない、ということで2020年からはオンラインの場も作ることに決めました。今までは、リアルな場しかなかったのですが、オンラインサービスを始めることで私の目指してきた世界観に近づくことが出来そうです。

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Internet of ThingsでIoTという言葉があります。今ではだいぶ有名です。
インターネットと物を繋げよう。
現状で、運動系のアプリとかサービスを見ていると、運動を提供しているだけな感じがあります。でも、結局1人では運動は続かないんです。どんなにいいアプリやサービスがあってもそれ単体ではなかなか難しい感じはあります。なので、PD CafeではInternet of Communityということでコミュニティにインターネットサービスを導入していきます。SNSサービスと運動の提供とリアルなコミュニティによりみんなで運動継続をしていきます。

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現状では、運動教室やPD Gymに来て自宅ではなかなか運動継続が出来にくいですが、ここにオンラインサービスを導入することで運動継続を目指します。

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運動教室の流れも。グループワークがあったり運動があったりと運動とコミュニティ作りがセットで動いています。
このグループワークのテーマや運動のテーマもオンラインサービスで月間でテーマを決めて運動教室と連動させることで、復習をオンラインサービスで行うことが出来ます。

オンラインサービスをはじめたことで、PD Cafeを全国各地に広めるスピードを早められると思っています。今まではPD Cafeがない地域の方からご連絡をいただいてもまだないのでお待ちくださいとしか言えませんでした。しかしこれからはオンラインサービスに入ってもらうことが出来ます。

オンラインサービスの会員数が多い地域で運動教室をじゃー開いてみようということも可能です。逆に、すでに地域でパーキンソン病のコミュニティがある場合はオンラインサービスの動画を使って運動教室が開けると思います。または、テレビ電話などを使って遠隔地への運動指導も可能です。10人くらい集まってもらってプロジェクターに投影してもらって私が遠隔で運動をします。それを真似してもらう。そんな形での開催も可能です。

そうやって立ち上げて行って、理学療法士などのセラピストがもしPD Cafeをやって見たいという声が上がればマッチングもしていけます。

リアルな場とオンラインの場の両方を得られたので、
パーキンソン病の方へいつでも、どこでも、どんな時も運動継続出来る環境を提供することが可能になりました。

リアルな場とオンラインの場の共存する世界が運動継続、つながりの継続になり、根治療法が確立されるまで動けるカラダづくりが実現されます。

Internet of Community(IoC)は私の造語です。この概念が他の疾患や社会的課題に広まっていけたらいいなと思います。まずはPDCafeでリアルな場とオンラインの場の共存が可能なのかをこれから実証していきます。

PD Cafe
小川順也

PD Cafe
https://pdcafe.jp/
PD Cafe Online(オンラインサービス)
https://lounge.dmm.com/detail/2225/

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