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44 未来を予測し、現在を変える

「読書が自分の在り方や考え方をより本質的・論理的に形作る」

夏休みのセミナー研修で出会った方々の話を聞いて、改めて読書の大切さを再び痛感しました。

読書、読書と口にしているうちは、まだ読書が自分の血肉になっていないですね。

目標としては、年内までに、読書が自分の生活に当たり前のようにある状態にしたいと思っています。

とにかく平日中の時間の捻出が難しいです。
新しい時間を生み出すためには、今まで使っていた時間を捨てなければいけならず、自分の一日の時間の使い方を見直そうとしています。

自分の弱さとの戦いが続いています…。

そんな自身と葛藤中の現在ですが、

元日本マイクロソフト代表取締役社長である成毛眞さんの著書「2040年の未来予測」(日経BP)を読んでいます。


内容はシンプルです。

2040年の日本ではどんなことが起きているのかについて筆者の予測が書かれています。

冒頭の筆者の考え方で凄まじく共感した言葉が、

新しいテクノロジーに対して、人は懐疑的になる。そういうものなのだ。だからこそ、いち早くその可能性に思いを巡らせられる人にはチャンスがある。


ボクの自治体では、1人一台端末が導入され、担任の先生方の裁量でChromebookのタブレットを扱っています。

ただ、その使用頻度や活用方法は、先生によって疎らな状態が続いています。

当たり前ですよね。
得意な人や興味がある人は使ってみようと思うし、あまり触れてこなかった人は抵抗感があります。

タブレットどころではないという学級もたくさんあるでしょう。

しかし、近い未来を考えると、「使わなくても、まあいい。」の状態からはいち早く抜け出さなければいけないと思います。

転換期をゆるやかな川の流れのように、周りに合わせて迎えているようでは、大きなチャンスは掴めません。

1人一台端末が筆記用具の一つとして扱われる未来を、具体的に予測し、どのように活用できるのか、脳に汗をかいて考える必要があります。




子どもたちは、未来を生きます。

例えば、いま6年生の子どもたちが大学を卒業して社会人になるまでには、12年間ほどあります。

初代iPhoneは、2008年に初めて発売され、13年たったいま、こんなにもハイスペックで、ありとあらゆる場面で多くの国民が当たり前のように使っています。

たった12、3年で、世界は目覚ましく変化を遂げます。

それでは、子どもたちが社会人として働く12年後は、一体どんな社会になっているのでしょうか。

そして、そこではどんな力が求められているのでしょうか。

この将来の社会とそこで必要な能力を、本質的に理解・予測しようとすることが、今のボクたち教師には必要なんじゃないかと思うんです。

こんな未来が待っているから、こんな力が必要と、真剣に考えている教師でありたいです。

一番良くないのは、今までの教育を繰り返すこと。

・先生による指示中心の活動
・見栄えだけの整列、返事
・知識の伝授中心の学習スタイル

油断すると、ついつい自分の受けてきた指導をしています。
その度に、「子どものためになっていないな」と反省します.

きっと、今までの教育の大切なところと、そうではないところをはっきりと区別していく作業が必要なんだと思います。

区別するための判断基準は、「子どもの未来にとって必要な力が身につくかどうか」です。


フレッシュな若手よりも、熟練のベテランのほうが、「未来を生きる子どもを育てる」という点で優れているわけではないと、あえて強く主張します。

どれだけ「未来を予測」し、「現在を変える」ことができるかが、重要な気がします!

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