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40歳、お酒を飲むのを(ほぼ)やめました。

最近、すっかりお酒を飲みたい気持ちがなくなりました。

20代の頃はほとんど飲み会やイベントごとでしか飲んでいなかったのに、
だんだんと飲む頻度も1回に飲む量も増えて、
よくないなーと思っていたここ数年。

まあ飲んでもストロング缶チューハイ500mlを2本くらいのものだけど、
それが毎日に近くなり、「今日はやめておこう」と思っていたのについ飲んじゃってるのとか、健康上にも精神衛生上にも家計にもいいことない。

酒量を減らそうと試みたことも過去何度もありましたが、功を奏さずだったというのに、今年になってお酒を飲んだ日数はたぶん10日くらい。

「お酒をやめたい、減らしたい」「(旦那に)お酒をやめてほしい」といった声を少し前によく聞いたので、参考程度にお酒をほとんど飲まなくなるまでのことを、ちょっと書いてみようかと。

私が思う断酒に絶対必要なものは

お酒をやめるためにいろいろ工夫をしては失敗している人も世の中には多いと思うけど、今、飲まなくなってから断酒に必要だと思うのは、結局はこの2つなんじゃないかと。

①自分がその必要性を感じ、納得&覚悟できるかどうか

②それよりも心地よい環境を用意できるかどうか


お酒をやめるきっかけ

私がお酒を飲まなくなったのは去年の11月から。

その前に一昨年の暮れから、何故か生理痛がひどくなりました。
とはいえ、生理痛がひどい月、特に気にならない月もあり、どうしたのかしらーとのんびりしていたのですが、
鎮痛剤が効くまでの間うずくまってのたうち回り、あまりの痛さで嘔吐するレベルの生理痛が去年の9月10月と連チャンでありまして。
仕事も早退したり、職場でご迷惑をおかけしてしまったのをきっかけに、こりゃいかん、なんとかせねばと本気で思ったんですよね。


体を整えよう。
そのために規則正しい生活をしよう。
そう思った時に、まず速攻でやめようと思ったのがお酒でした。

それまでも、酒量を減らしたいなー、体のためにも家計のためにもお酒って無駄だよなーとは思いつつ、ズルズル飲んでいたけど、
仕事で迷惑かけるレベル(自分も本気で体がしんどいレベル)は放置できない。

アラフォーだし、ホルモンバランスが変わってきての月経異常なのかもしれないけど、
まずは生活を整えて、やることはやってからでないと言い訳つかん。

まずは1ヶ月お酒を飲まずに過ごして、
次の生理がどうなるかをみてみよう。


そうしてピタッとお酒をやめてみたら、なんと!翌月の生理はとても楽だったのです…。

それがお酒の影響かどうかはわからないけど、現実に生理痛がひどくならなかったことは、そのままお酒をやめることを後押ししてくれました。

そんなわけでこの半年、イベントごととかでたまに飲むことはあるけど、今はもう、飲みたい気持ち自体もなくなりつつある。

やっぱり自分が本当に「お酒をやめる必要があるのではないか」ってことを感じて納得して、
「お酒を飲まない」覚悟をちゃんとすること
が大事なんですよね。

「旦那にお酒をやめさせたい」という悩みを聞くことがあるけど、「自分が」「お酒をやめたい」になってない限り、お酒をやめさせるのは難しいだろうなと思います。残念ながら。

(ちなみに生理痛はその後、やっぱりひどい時はひどくて、年齢的なものもあるし、近々婦人科受診予定です)


お酒を飲むよりも心地よい環境があるか

去年の11月はお酒を飲まない代わりに、炭酸飲料を飲んでいました。
セブンイレブンのゆずレモンサイダーが美味しくてねー。
家計にも優しい98円(今は値上がりしましたが)で、味が好みだったのもあって、断酒にすごく役立った。


っていうか私、「お酒」を飲みたかったわけではなくて、「甘いもの」が飲みたかったんだなと気づく。

そういえば毎日のように飲んでいたここ数年は、ホワイトサワーとかあんずとか梅とか甘め缶チューハイばっかりだったわ。


過去に何度もフレーバー付きの炭酸水を飲むことで酒量を減らせないかと試みたことがあったのですが、それでは満足感が得られなかったのも納得。

「甘いもの」が飲みたいのならと、夜にココアを飲むことを試してみたら、それでも充分な満足感があって、
今はゆずレモンサイダーもほぼ卒業しました。

お酒に代わる代替品がそれと同等もしくはそれ以上に満足できるって大事ですね。

お酒を飲むデメリットも感じてみる

それでもまあ、お酒を飲みたくなる日はたまにあって、
そういう日は、「お酒を飲むことで自分の体がどう変わるか、どう感じるか」に今までよりも注目しながら飲みました。

そうすると、
やっぱりお酒を飲むと、

①体がものすごく乾く

夜中に目覚めた時に喉が渇いたというより、体の芯から干からびているようなものすごい渇き感がある。

②睡眠が浅くなる

夜中に起きてしまうのもそうだし、朝起きた時に熟睡した感じがない。体に疲れが残っている。

③翌朝もれなくお腹が下る

ここ数年腸活を頑張っているので、毎朝快腸なのだけど、お酒を飲むとてきめんお通じの状態が悪くなる。


①②③だけでも私の体が痛めつけられてるんだなーって感じがハンパないのに、

④お酒を飲むと時間があっという間に過ぎて、充実感がない

というデメリットまで実感する。
「お酒を飲まないと夜が長い」というのは本当ですね。
お酒を飲まないとその分、読書したり、のんびりできるんだけど、
お酒を飲むと、寝る前の数時間がどこかに消えていったような感覚。
もはや数時間分損した気分…。


コロナ禍1〜2年目は本当に毎日、ストロング缶1本で終わらずに飲んでいたのだけど、
ストレスが強くて逃避したかった頃には、そのあっという間に時間が去る感覚も必要だったんだろうなと思う。
自分を麻痺させてないとやってられなかったとでもいうか…(どんだけ)

でも今は、麻痺してるのはもったいないと思うくらいには、日々が普通に楽しいんですよね。
逆に言えば、ストレスフルな環境を抜け出せたこともお酒をやめられた遠因でもあるのかもしれません。


お酒を飲むよりも極上の時間がある。


そんなわけで私は今、夕食を食べてお風呂に入ったあとは、部屋を間接照明にしてのんびりココアを飲むのがお気に入りの夜の過ごし方。
ほっと一息つく、のんびりとした癒しの時間です。


お酒との付き合い方

改めて私は「お酒が好き」なわけではないなーと今、思います。

体質的になまじアルコールに強い分、強いお酒で量を飲まないと酔えないから飲む時はガッツリ飲んでいたけど、
思えば私がお酒を飲んでいたのは「思考停止するのが楽」だったからなんですよね。

20代の頃は飲み会の場で盛り上げたり、場の雰囲気についていくために「飲んだ方が楽」だから飲んでいた。
(テンション低めがデフォルトの私でも、そりゃ飲めばテンションは高くなる)

30代で自宅で飲むことが増えたのだって、常に頭がフル回転していて、考えすぎることも多いタイプだから、思考を麻痺させることで休息していたんだと思う。

はてさて、お酒の力を借りずとも、自分自身とも周りとも、無理なくほどよい付き合い方ができるようになってきているといえるのか?の40代。

先日、お付き合いでミニボトルのワインを買ったのだけど、
その小さなワインすら、いつどうしたものかと若干持て余している(笑)

もうそんなにお酒を飲みたいと思わないんだよなー。

もちろん、誰かと楽しく食事をしたり、雰囲気と自分を盛り上げるスペシャルなスパイスとしてお酒が傍らにあるといい時だってあると思うけど。

お酒よりも心地いいものを味わいたい。

お酒を飲むより心地いい時間を、人生に増やしていきたいなと思っています。




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