【後悔しない人生】体が動く今のうちに、しっかり楽しんでおきたいことってなんだろう?
先日ふと、「料理を楽しめるのってあと10年とか20年とかの話かもしれないな」と思いました。
私は断捨離や終活系の記事をよく読んでいるので、
だんだんと年をとるにつれて、気力や体力が減退していくなかで、
「“そのうちやろう“と思っていたこと」ができなくなるという話をよく目にします。
断捨離や生前整理に関しては、60代では遅い、50代にやっておくべきだという論調が多い。
実際に片づけの仕事をしていた頃なども、若い時の家の中のまま高齢になってしまうと本当に大変だというのは実感があったし、
しっかり断捨離して、少し先のことも見据えて家の中を整えておくことは、とても大切な老い支度のひとつだと思っています。
私自身は、おばあちゃんになった時に、暮らしに困らない最低限の日用品+気軽に持ち運べる箱1つ程度の趣味や思い出の品、大切なものがあるのが理想なんですよね。
年をとって気力体力が衰えた時、振り返ることも困難なほどの押し入れいっぱいの大切なものなんていらない。
本当に大切なものを厳選して詰め込んだ極上の宝箱みたいな1つの箱を、何度も何度も開けながら懐かしんで愛でる老後をおくりたい。
私がせっせと断捨離しているのは、今を楽しく生きるためであり、将来的にその「厳選された極上の宝箱」をつくるため。
今はまだまだ箱一つなんて程遠いけど^^;
さて、そんなふうにして老後を見据えてせっせとモノや家の整理、情報の整理などの「引き算」していく老い支度には取り組んでいるけれど、
「気力や体力があるうちに楽しんでおこう」という老後を見据えた「足し算」での老い支度は、
私あんまり意識していないないな…と思ったのです。
「私は海外旅行もあちこち行ったし、日本でも車の免許とってバリバリ運転して行きたいところにはみんな行ってきた。だからもう行きたいところはないの」
そんな誇らしげな80代のおばあちゃまとお話ししたことがあります。
私がおばあちゃんになった時、そういう「やりきった感」になるようなことって何をしているだろう。
旅行やスポーツやハンドメイドや読書などの趣味カテゴリのことはもちろん、仕事や食事や料理、掃除、モノの整理などの日常の暮らしの繰り返しまで、
「気力体力があるうちに楽しんでおくべきこと」というのは結構、多岐に渡るのではないか。
私は、自分の内側から滲み出る「あれをしたい、これをしたい」という欲求があまり強いほうではありません。
好奇心も達成欲もあまり強くないし、身の回りにそれなりに満足しているからかな。
「誰かが喜んでくれるかな」とか「誰かの役に立つかな」という要素があると、俄然やる気が出たりするのだけど、自分単体での内側からのモチベーションはあんまりないから、割と淡々と日々を暮らしがち。
でも人間というのは不思議なもので「いずれできなくなる」「楽しめるのは今のうちだけかも」と思うと「できるうちにもうちょっと何か」という欲が生まれるもので…。
時間には限りがあり、できることにも限りがある。
この先の人生で、今日が一番若い日だ。
何かやりたいことがあるなら、今やるべきだ。
そう思ったら、もっと欲張りに、がむしゃらに取り組むことを増やしてもいいのかなーと、ちょっと考えている今日この頃。
母の日ギフトのお菓子を調べていて、練り切りや、アイシングクッキー、あんフラワーなどの美しいお菓子にうっとりして、珍しく、自分で作れるようにちょっとチャレンジしてみようかな、と最近、調べてみています。
元々、きれいなもの、かわいいもの、ちまちました細かい作業は好きだし、「誰かのために」のギフト要素が加わるなら、没頭しやすいような気はする。
でも、家にモノを増やしたくないしな…さほど多くの時間やお金を費やしたりもしたくないしななどとやっぱり思ってしまって、足踏み中(笑)
絵を描くことや、アクセサリーや小物類のハンドメイドや、ドールや箱庭、ミニチュア模型や苔テラリウムなども同様。
あとはいろんな料理やお菓子を作ることもそうかな。
興味はあれども、手をつけていないことを、
今のうちにしっかり楽しんでおくことも、
40代の老い支度のひとつなのかもしれませんねぇ。