ネガティブなフィードバックを受けたとき
「上司からダメ出しをされる」「先輩から、自分とは違う意見を押し付けらるように言われる」こんなすんなりと受け入れられない、受け入れてしまいたくないようなネガティブなフィードバックをされると、人はショックを受けて落ち込んだり、言い方によっては反発したりしたくなるものです。
腹が立つときほど、まず「ただ受け止める」
相手の言葉に腹を立ててその場ですぐに言い返すよりも、そんな時にもっとオススメしたい方法があります。それは「いったん、ただ受け止めるだけにする」ということ。「〇〇さんはそう思うんですね。」「そうですか。」と、その人の考えをただ受け止めるだけにするのです。
「受け止める」と「受け入れる」はまったく違う
「〇〇さんはそう思うんですね!」
こんな風に相手の意見や考えを「受け止める」という行為は、受け入れるのとはまったく違います。言われた意見や考えを、自分の中に入れてしまうわけではありません。むしろ決して入れない行為です。
逆に「受け入れる」というのは、言われたことを自分の中に入れてしまうこと。違う意見を言われても、それが正しいやり方として言われるままに自分の中に入れてしまうことです。
受け止めず、跳ね返すだけではだめ
「自分が納得できない意見やアドバイスなら、受け止める必要もないのでは?」と思う人もいるかもしれません。会話というのはキャッチボール。受け止めずにただ跳ね返すだけでは、あらぬ方向に飛んで行って予期せぬ物を壊してしまったり、暴投になって誰かを怪我させてしまうかもしれません。キャッチボールというのは、投げられたボールをまずグローブで受け取りますよね。それを相手のグローブめがけて投げ返す。まずは、いったん自分のグローブでそのボールを取りましょう。
自分にとって不必要なアドバイスだったり、考えだったりするのであれば、ポイッと捨てればいいのです。「一旦ボールを軽くつかんで、ぽいっと捨てる」そんなイメージです。キャッチボールというのは、相手のボールを自分のグローブで取り、そのボールを相手に投げ返すものですが、投げても相手に届かないことはあるのです。相手の投げたボールを取って投げ返せば、キャッチボールとしては成立します。
これが、自分にストレスがたまらないオススメの聞き方、返し方です。受け入れがたいフィードバックをされた時には、ぜひこの方法を試してみてください。
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