ハラスメントは誰を基準に判断するの?
ハラスメント防止研修をしていると「相手がハラスメントといったら何でもハラスメントになるんでしょ?」とよくご質問いただきます。
法的には「一般人が基準」
厚生労働省によると、心理的負荷の強度は『精神障害を発病した労働者がその出来事とその後の状況を主観的にどう受け止めたかではなく、同種の労働者が一般的にどう受け止めるかという観点から評価します』とされています。
法的には本人を基準にしているわけではありませんが、でも、だからといってハラスメントをしていいというわけではありません。
例えば、職場で上司から『なんで結婚しないの?』と言われ本人が嫌な思いをすれば、立派なセクハラです。
本人からハラスメントを受けたという訴えがあれば相談者の話をよく聞いて、会社内で協議して慎重に対処すること。
会社は従業員が働きやすい職場づくりを行うために本人への注意、事例共有や研修によりハラスメント防止につとめる必要があります
何より、一人ひとりが相手に嫌な思いをさせないようなコミュニケーションを心がけることが大切です!