言い訳ばかりする部下への対応
原因追及の質問は言い訳を引き出す
仕事でミスをした部下に指摘をすると言い訳ばかりする。こんなことってありませんか? 実は部下の言い訳を引き出しているのは上司かもしれません。
「どうしてこんなことしたの?」
「なぜ、できないの?」と聞かれれば理由を言いたくなります。なぜ、どうしてという過去に焦点をあてた原因追及の質問は部下の言い訳を引き出すことになります。
未来に向けた質問で、次回の行動を考えさせる
主体的に行動する部下、自分で考えて行動する部下を育てたいと思っているなら、上司からの質問を変えてください。上司から叱られる・・・と思っている部下は、最初に失敗した理由を言うと思いますが、その理由を一旦受け止めて、次に未来に向けた質問をしてください。例えば「次に同じミスをしないために、どうしたらいいと思う?」と次の行動を聞いてください。それじゃあ、また失敗しそうだ・・と思ったら「他にはどういうことがある?」と他にないかも聞いて、行動の選択肢を増やすようにしてください。
上司からのアイデアは最後に伝える
それでもアイデアが浮かばないようなら
「例えば・・こういうやり方はどうかな? と上司からアイデアを出して、今のを聞いてどう思うか、どれを選択するかは部下に任してください。
自分で考えようとしない部下を育成しているのは上司かもしれません。上司からの質問を変えることで、自分で考え行動する部下を育成してください。