振り返った時に心を支えてくれる思い出を作ることの大切さ
様々な地域の方と話していると、僕らが想像しているより、地域の方は地域の子どもたちのことを大切にしてくれています。
「あの道は狭いから危ない」
「あそこは夜暗いのではないか?」
「子どもたちが楽しめるイベントをしたい」
「様々な世代で交流できる機会があった方がいいんじゃないか」
みたいな話で、特に指定はしてないけど、子どもまんなかで話をしてくれることがとっても多いです。
これをうざったいと感じるのかありがたいなと感じるのは人それぞれかと思いますが、考えてくれることはとてもありがたいですよね。
でも、なぜ若い人は地域に入り込むのが嫌なのかという疑問も同時に湧きあがります。
「やってくれるのはありがたいのだけど、そこに親を巻き込まないでーー」
という声が聞こえてきそうですね。
やってもらうことはとても嬉しい。
でも、協力は難しい。
みたいなところですよね。
その姿を見るとどうしても「自分たちの若い頃は」マンがたくさん湧き出てきて、結局、さーっと若者はいなくなるんですよね。
これは上手くお互いの想いをすり合わせていけば、Win-Winな関係が気付けるのですが、そこが難しいのが地域の難しいさですね。
もちろん、若者世代に向かっても、「今少し苦しい思いをすることが将来のウェルビーイングの向上に繋がるよー!」と言いたくなることもあるのですが、一筋縄ではいかないですよね。
大人になって思うのは、何気ない地域の行事もけっこう心に残っていて、「あの時は楽しかったよね」なんて思い出が僕らを支えてくれたりします。
それは少し苦しい思いをして支えてくれた親や地域の方がいたからなんだと、親になって初めて気づくわけです。
ふと思い出せることを作ってあげるのも、親の役割として苦しんでみるのもありかなと思います。