音楽レク【お蕎麦】
10月下旬から11月上旬にかけては
「新蕎麦」の時期なのだそうです。
上の写真は蕎麦の花。
白が一般的ですが、ピンクもあるそうです。
懐かしそうに写真に見入っている方がいらっしゃいました。
今回は「蕎麦」がテーマです。
上の写真は「蕎麦の実」です。
「蕎麦殻の枕」を思い出す方が多くいらっしゃいました。
白板に「新蕎麦」と書いて
メニューを挙げてもらいましょう。
もりそば
ざるそば
かけそば
とろろそば
天ぷらそば
たくさん出るといいですね。
まずはメニューから3曲歌いましょう
証城寺の狸囃子
野口雨情作詞 中山晋平作曲 大正13年
たぬきと言えば、この歌。
揚げ玉が乗っていますね。
おてもやん 熊本県民謡
これは「おかめそば」です。
具が8種類乗っているからだそうです。
名前の由来は「岡目八目」です。
下の動画をご覧ください。おかめのお面をかぶって踊っていますね。
誰でも一度は聞いたことがあります。
歌ったことは無くてもきっと歌えるでしょう。
みなさんニコニコになりますよ(#^^#)
そのためにも、しっかり譜読みをしてから臨みましょう。
熊本弁の歌詞を標準語に訳したサイトがありました。
参考までに。
ミネソタの卵売り
佐伯孝夫作詞 刀根一郎作曲 暁テル子歌 昭和26年
メニューの最後は月見そばです。
リズム感があって、楽しい曲です。
あれば卵マラカスを使い、いろいろやり方を変えて鳴らしながら歌いましょう。
卵マラカスが無ければ、鈴でもいいと思います。
卵マラカスを両手に持ち、まずは自由に鳴らします。
次にルールを決めて(例えば3拍鳴らし1拍休み)。
持っている腕を上下左右に動かし、ストレッチも兼ねて。
できそうなら、一人ずつ音のリレー。
ああ上野駅
関口義明作詞 荒井栄一作曲 井沢八郎歌 昭和39年
次に上の写真をお見せしましょう。
すぐに答えられなくても、駅の立ち食い蕎麦と言えば、すぐ分かります。
ホームでの、このような立ち食い蕎麦屋さんは最近減りましたね。
現在の上野駅は他の駅と同様、オシャレになってしまいましたが、
昭和の時代の上野駅は、どこか、もの悲しいローカル感が漂っていました。
そんな時代の歌です。
東北地方や北陸、長野、新潟への玄関口でした。
歌詞に共感する方がたくさんいます。
浜千鳥
鹿島鳴秋作詞 弘田竜太郎作曲 大正12年
こちらの写真は江戸時代の夜泣き蕎麦の屋台です。
落語「時蕎麦」でもお馴染みですね。
『浜千鳥』は2番に「夜啼く鳥の悲しさは」という歌詞があります。
写真の「二八」の意味も問いかけてみましょう。
越後獅子の歌
西条八十作詞 万城目正作曲 美空ひばり歌 昭和26年
次はご当地お蕎麦を少し紹介します。
こちらは新潟の「へぎ蕎麦」
「へぎ」とは写真のような四角い木製の入れ物。
盛り付け方もこのように一口ずつ取りやすくなっています。
写真ではわかりにくいですが、つなぎに「ふのり」を使っているので、黒っぽい色をしています。
新潟ということで、この歌を。
参加者の中に新潟出身の方が居ましたが、その方によると、
芸能「越後獅子」は、かつて食扶ち減らしのために、子どもを越後獅子の親方に預けるということもあったそうです。
星影のワルツ
白鳥園枝作詞 遠藤実作曲 千昌夫歌 昭和41年
岩手県名物、「わんこそば」です。
食べたことありますか?
幾つ食べましたか?
問いかけてみましょう。
わんこそばの思い出を、楽しく話してくれますよ。
「わんこそば」は岩手県の名物ですね。
岩手県出身の千昌夫の歌を歌いましょう。
私は3番まで歌います。
「遠くで祈ろう幸せを」という歌詞がホッとさせてくれるのです。
ふるさと
高野辰之作詞 岡野貞一作曲 大正3年
最後は長野県の戸隠蕎麦です。
写真は戸隠山。
「戸隠(とがくし)」の名は、
「天照大神が、高天原の天の岩戸に隠れたとき、天手力雄命が投げ飛ばした岩戸が、戸隠山まで飛んできた」
という由来があります。
作詞者の高野辰之は長野出身です。