日本語教師の一日~常勤講師ver~

今日は、早朝から退職した学校での教案や資料を整理していました。大量の書類たちと格闘していましたが、エアコンのない部屋での作業、熱中症の心配もあり、お昼前にいったん終了!

やはり、こまめに片付けておくべきでした。分かっていたんですが、働いていた当時、部屋の片付けや教案の整理は後回し、とにかく目の前の授業や仕事に追われていました。

そこで今回は、私が常勤講師として、どんな日常を過ごしていたか、日本語学校での一日をまとめてみようと思います。これから日本語教師を目指している方や、常勤講師を目指している方のお役に立てれば幸いです。

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私が常勤講師をしていたC日本語学校では、あと1年or半年で卒業するクラスの担任をしていることが多かったです。卒業を控えているクラスの担任と入学してきたばかりのクラスの担任では、仕事量が全然違いました。私が常勤講師になったばかりの時は、新入生のクラス担任だったので、多少残業はあっても、基本的に定時で帰宅できていました。なので、当時は、「どうして先輩達帰らないんだろう?」と不思議に思っていました。そして、卒業クラスの担任になって、その答えが分かりました。

仕事、おわらねぇ~!

ちょっと汚い言葉でした。すみません。あまりの仕事量の違いに最初は驚き戸惑いました。先輩達は帰らないんじゃなくて、帰れないんだ!ようやく理解できました。

ということで、常勤講師の1日は、卒業クラスの担任としての1日です。

◆常勤講師の1日~卒業クラス担任~

①8:15 出勤~授業開始まで

出勤したらすぐに、メール&前日の授業報告をチェック。その後当番制で、コーヒーメーカーの準備や教室のチェックなど雑務を行います。

【自分が授業の場合】事前に授業報告の準備&授業内容チェック。時間があれば、進学情報をまとめたり、資料の作成をしていました。

【自分が授業でない場合】非常勤の先生が授業をされるときは、授業開始の15分前までに、授業前の申し送りをします。提出物についてや注意する学生についてなど話をします。日本語教師になったばかりの先生は緊張されている方も多かったので、授業の流れや教材のチェックを一緒にしました。

②9:00~12:30 午前クラスの授業

【自分が授業の場合】授業に専念するのみですが、複数のクラスを持っていることが多かったので、5分や10分の休み時間にもう一つのクラスの学生の対応をすることが多々ありました。忙しいときはトイレを我慢しての授業も何度かありました><

【自分が授業でない場合】以下のことをしていました。(午後クラスの授業中も同様です。)

1)進学指導の準備(進学先についてや進学指導で使用する資料の準備など)
2)個別に学生対応(進学についてや生活についてなど、個別面談のようなものです)
3)行事の準備(常勤講師はそれぞれ行事の担当が割り振られていました。私の場合、担当は少なかったったのですが、文化祭や自治体のお祭りの担当だったので、通年かかりきりでした。)
4)テスト作成(中間と期末2回テストの作成がありました)やクラス担任業務(カリキュラムや出席簿作成)など
5)授業準備

以上です。ただ、ほとんど1)~4)で日々終ります。5)授業準備は、学校ではできません。学校でするのは、準備したプリントの印刷のみでした。私の学校では、授業のない時間に授業準備をしてもよかったのですが、卒業クラスの担任にはそんな時間はありませんでした。(学校によって、勤務時間に授業準備をしてはいけないところもあるようです。)

③12:30~13:20 昼休み

お楽しみの昼休み☆といきたいところですが、昼休みは「休み」ではありませんでした

【自分が授業の場合】当番制で、教室チェック(忘れ物がないか?)&トイレ掃除。個別の学生対応(居眠りの注意から進路相談まで)。その後雑務(出席簿や授業報告の入力)。それから、お昼ご飯です。だいたいお昼ご飯を食べるのは、13:00前でした。

【自分が授業でない場合】授業が終った非常勤の先生から、授業内容について報告を受けます。(おしゃべりな先生だと、20分くらいずーっと話す先生がいて、時々困りました)その後、学生対応や雑務。それから、お昼ご飯です。午後は授業がないので、のんびり食事をします。ただ、私の学校では職員室には常にいること!という暗黙の了解があったので、外でご飯を食べたり、買いに行くことすらできませんでした。

④13:20~16:50 午後クラスの授業

②の午前クラスの授業と同様です。

ただ、自分が授業でない場合、午後に常勤講師のミーティングが週に2回ほどありました。ミーティングが2~3時間行われることもありました。

⑤16:50~17:30(定時) 授業後~定時まで

【自分が授業の場合】授業後は、教室の忘れ物チェックなどを行い、職員室へ戻ります。それから、午前同様に雑務(出勤簿・授業報告)をします。それから、また進学関係の準備をしたり、行事の準備などをしていました。

【自分が授業でない場合】午前クラス同様に、非常勤の先生から授業の報告を受けます。その後、雑務をします。

⑥17:30~ (サービス)残業

用事があって定時で帰ることはできます。できますが、次の日以降にそれが響きます(仕事が溜まるので)。私は、なんとか早く仕事をして早く帰りたい!と思っていたのですが、基本的に学校を出るのは19:00頃でした。

⑦20:00~ ウチへ帰って~就寝

20時頃にウチへ帰り、ご飯を食べ、お風呂に入って・・・寝る・・・。

だったら、いいのですが、それから授業準備です。授業準備はだいたい、1:00頃まではしていた思います。ただ、授業は1週間に4回だったので、次の日が授業じゃない日は、そのまま寝ていました。

以上が、私の常勤講師時代の1日です。もちろん、もっと良い環境の日本語学校もあれば、悪い環境の日本語学校もあると思います。それに効率よく働けば、帰宅時間も早くなっていたかもしれません。

今回の記事が、日本語学校での常勤講師を目指している方のご参考になれば幸いです。



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Meg / オンライン日本語教師×行政書士
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