【未病につなげたい】#15
おはようございます。
smile☺︎まもり隊/隊長Yumiです。
先日、記事を読んでくださっている方からこんなメッセージをいただきました。
本当にありがとうございます。
今回、ご質問もいただいたので本人の承諾を得て共有させていただくことにしました。
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(中略)
お口の健康を土台として、全身の健康につながるなんて すごいテーマですね。
でも 最近では 治療をする前には まず口腔外科に受診しますね。
口腔が大切な事は 皆 うすうす気づいていると思います。
私が 興味を持っている「未病」にもつながるかも しれないですね。
応援しています。頑張って下さい
(中略)
ちなみに、病気治療の前に口腔の検査をする 代表的な病は がん ですね。
大病と 関係あるのかな?と 不安でもあり 興味もあります。
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皆さんもご存知かと思いますが、歯周病は多くの全身疾患に影響を与えることが明らかになっています。お口の病気だけで終わらないのでとても厄介なんです。
以前に比べると、多くの方に認知されてきましたが、まだまだ知らない方が多いように感じます。わたし達が伝えていくことが重要なのはもちろんですが、ぜひ身近な家族やパートナー、知り合いの方にも伝えていただけると助かります。
歯周病は完治しない病です。原因となる歯周病細菌は私たちの口の中にいます。この細菌たちと共に生きていかなければならないのですから、うまく共生していく方法を知りましょう。
さて、口腔内の検査にもいろいろありますが、あくまで症状や病気の状態を知り治療計画を行う上で重要な資料となるものです。写真などは比較して患者さんに説明する上でとてもわかりやすい資料となります。
一般的に全身麻酔を行う手術のおいては、肺までチューブが入り人工呼吸により呼吸が管理されます。(こんな状態です。イラストでご覧ください。)
チューブ挿入する際に口腔内の細菌を気道内に押し込んでしまうことになり、手術後の誤嚥性肺炎・発熱を引き起こす可能性があります。また、術前後に絶食となる場合は、経口摂取時よりも口腔内細菌が増加してしまいます。それが原因で感染症を引き起こしやすくなってしまいうのです。
悪性腫瘍を発症された患者さんへの治療法として、抗がん剤治療や放射線治療が行われることがありますが、副作用としてお口の粘膜が炎症を起こしてしまうこともあります。そうなると強い痛みで食事が困難となってしまう事も・・・お口の細菌が体の中に入り込むことを今までにもお伝えしていますが、細菌が全身に広がり発熱を起こしてしまうと、がん治療を中断しなければなりません。味覚障害が出て食に対して意欲が減退してしまったり、お口の粘膜が炎症を起こしてしまうと歯磨きをするのも辛くお掃除さえできない状態になりかねません。栄養状態も悪くなるし、お口の中も不潔になってしい炎症がさらに進んでしまうなど・・・本人にとって、とても辛い状態になりかねません。そこでプロによるケアが必要になってくるのです。回復に向かう為に自分のお口からしっかり食べることがとても重要なのです。
がんに限るわけではありませんが、入院手術をする前に、先ず歯科医院で口腔ケアを行ってきてくださいという内容の紹介状を持って来院される方もいらっしゃいます。
入院時、点滴でも栄養は摂れますが私たちは「生きる」為に食事をし栄養と摂り、イキイキと「活きる」ために食を楽しむことがとても重要だと私は思っています。
「最後まで自分の口で食べる」
自分がどんな人生を過ごしたいかを想像して欲しいのです。
お口の健康の先にあるものを少しでも感じていただけると嬉しいです。
毎日、自分で行う歯磨きや歯間の清掃などのセルフケア。そして時々は歯科衛生士によるプロケアを受けることを続けていく。ずっとですよ。(笑)ずーっとです。だってお口の中の最近は24時間365日増え続けていますから!毎回、同じ歯科衛生士に担当してもらいましよう。指名してくださいね!(笑)床屋さんや美容室だって同じプロの方にやってもらいたいですよね?
その間隔はお口の状態によって様々で、毎月の方もいれば半年で大丈夫な方もいます。歯周病は自覚症状のない病気だからこそ、プロによる歯周病検査や歯科医師による診察・診断を受け、専属の歯科衛生士による歯周病・むし歯予防プロケアを受けることが大切なのです。
さて、皆さんが歯科医院に行くのはどんな時でしょうか?
▪︎歯に穴があいた
▪︎歯が痛い
▪︎詰め物、詰め物がが取れた
▪︎歯ぐきが腫れた
▪︎歯がグラグラする
▪︎顎が痛い
などなど、、、あるかと思います。
これら全てがそうとは限りませんが、自覚症状があるとするならそれは「病気」になっている状態です。
「未病」につなげたい。
「未病」とは、発病には至らないものの軽い症状がある状態。五臓六腑がつながっているという考えが根本にあり、軽いうちに異常を見つけて病気を予防するという考え方。(日本医師会HPより)
できるだけ早いうちに予防する。予防するという意識を持つことと、その為に何が必要が知ること。情報なのか、人的なサポートなのかをご自身で判断し選択しなければなりません。
まずは、しばらく歯科院に通院していない方は一度チェックしてもらうと安心ですね!今後も歯周病と全身疾患について投稿したいと思います。
コロナが落ち着いたら、温泉に入り美味しいうどんとおやきを食べに行きたいです。
素敵な青空と良い風が吹いています。わんこたちと朝の散歩しながらこのまま海に行きたくなってしまいました。(笑)
さぁ、今週も素敵なスマイルで頑張りましょう♪
最後まで読んでいただきどうもありがとうございました。
smile☺︎まもりたい/隊長Yumi