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【パパ・ママへ。僕らの未来応援してね!】#41
こんにちは!smile☺︎まもり隊Yumiです。
普段は歯科衛生士として歯科医院でお仕事しています。
お仕事を通しながら5年、10年、20年後・・・そして50年後のお口がどんな状態なのか想像し、予測しながらお口を観ています。
特に小さなお子さんの場合、毎日の習慣の積み重ねの結果として歯並びが悪くなる事があります。中には遺伝的な要素や出産異常などで、お口などに問題を持って生まれてくるお子さんもいます。それでもお子さんを見てみると姿勢が悪かったらり、お口がぽかんと開いていたり、ベロの動きに問題があったりしても「歯並び」以外の問題点に関心がない保護者もいらっしゃいます。
例えば、お口がポカンと開いているお子さん。昔に比べてすごく多いと感じています。お口周りの筋肉の緩みが原因です。日頃からお口を閉じる意識を持たせましょう。口輪筋を鍛えるトレーニング器具などもあるのですが、3日坊主にならないよう保護者の協力が必要です。少しづつでも毎日続ける事が大切なので遊びながら楽しくできるほうがいいかと思います。お風呂の中で泡遊びや、風船、口笛、笛など吹いて遊べるおもちゃなど・・・お口を使った遊びから筋力アップにつながりますよ!ぜひ、親子で楽しみながら続けて診てくださいね!変化を知るためにスマホで写真記録もお忘れなく!!
散々書いておきながら、実際わたしも当たり前のようにキレイな歯並びになると思っていた親のうちの一人です。むし歯にならないように、キレイな歯並びになるようにと成長を見守ってきた・・・つもりでしたが息子の下の前歯に問題が出てしまいました。油断せず12歳臼歯がきちんと生えそろうまで、しっかり見届けてあげてくださいね。
「歯で噛んで、舌を使って唾液と混ぜ合わせて、飲み込む」この毎日繰り返される当たり前の運動(咀嚼運動)は生まれつき備わっているものではなくて、学習して習得するものなんです。誰に教えてもらう訳でもないのに生まれ持ってちゃんと必要なことは知っている。その発達を妨げないことがとっても大切です。何が必要で、何が不必要なのか。小さなお子さんに関わる大人達は買う前に、使う前に知っておいてほしいなと思います。
まずは大人がお手本を示していきましょう。
全ては生きるため。
生きるためにお乳を飲む。
生きるために食べ物を獲りに行くために、立ち上がり、歩く。
生きるために手を伸ばし、食べ物を掴み口に運び、噛んですりつぶして飲み込む。
そうやって成長にともない毎日の「噛んで、飲み込む(咀嚼)」生活の中でいろんな機能を獲得していくのです。意識しなくても自然にできていくと思われがちですが、実はとても高度な機能なんですよ!
前歯で噛んだほうがいいのか、それとも奥歯で噛むのか、どれくらいが自分の一口量なのか、どれくらいの力で、何回噛めば飲み込めるか、舌の動かし方や、顎の動かし方、噛む時に歯と歯が当たるタイミングの取り方まで・・・何度も、何度も食べることで学習し、自分なりの噛み方が出来上がっていくのです。
こうした基本的な「咀嚼機能」は離乳食から乳歯が生えそろう3歳ごろまでに出来上がります。私たち歯科からはお口の機能を正しく育むという目線でみています。なので月齢で離乳食を進めるのではなく、目の前の子供の成長に沿った食の形態や環境づくりが大切ですよとお伝えしています。
また、親が便利なアイディアグッズは本当に必要なのか?自然に獲得する動きを邪魔しないかどうかしっかり見極めてくださいね。
お口だけを見ていても健康に導くことはできず、全身をみていくことの重要性、また保護者の方に寄り添ったサポートの必要性を改めて感じています。カラダもココロも健やかに・・・たくましく生きていけるように・・・子ども達の未来を応援していきましょう!!
smile☺︎まもり隊/Yumi
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