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【美味しく食べてキレイでいたい】#32

こんにちは!smile☺︎まもり隊/隊長Yumiです。

昨日、オンラインむし歯予防研修に参加しました。

コロナ禍になった年、フィンランド研修に参加する予定でしたがやむなく中止となり、本年度も見送られることになりました。とても残念です。それでもこうして現地の大学教授による研究結果や最新の歯科事情を知る事ができとても有益な1日となったので皆さんにもシェアしようと思います。

皆さんもご存知のキシリトール、食べたことはありますか?

お砂糖ほど甘ったるくなく、後味がスッーとしていています。主にキシリトールガムが一般的によく知られている商品かと思います。そのほかにもタブレットなんかもあるんです。ガムが噛めない小さなお子様向けの『しまじろうタブレット』やガムが噛めない方や噛めない状況でも摂取できる小さな粒のタブレットがあります。ざっとですが、自宅にあるキシリトール商品を並べてみました。可愛い葉っぱのピンバッジはキシリトールマイスターになった時にいただいたものです。

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キシリトールってホントにすごい!

『とっても美味しいのにムシ歯のもとにならない』

通常、むし歯の細菌はお砂糖をもとに酸を作り出します。その酸により歯の表面が損傷します。まだ大きく穴が開く前から歯は過酷な状況にいるわけです。でも唾液の働きで元に戻ります。(脱灰と再石灰化です)

私たちの歯の表面では、まるで打ち寄せる波のように脱灰と再石灰化を繰り返しています。(これについてはまた今後触れたいと思います。)

キシリトールと言えば・・・?フィンランド!

ご存知でしたか?建国してまだ100年ちょっとの国です。統治されていた国ゆえ、ヘルシンキ市内では隣国の統治時代を感じさせる建物や、街並みを見ることができます。

予防先進国のフィンランド。むし歯予防に対する国の対策を知れば知るほど、ぜひ日本でも取り入れてほしいなと思う事があります。

フィンランドの幼稚園・保育園ではランチの後、歯磨きはしません。その代わりにキシリトールガムを摂取する。


ちなみにこんな感じのガム専用の大きなガチャガチャが園にあるんです♪これなら毎日、楽しく続けられますよね♪マネして私も購入しました!

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※これはフライングタイガーで見つけたキシリトールガム専用ガチャです。(笑)中身は歯科専売(100%キシリトール)にしたり、スーパーなどで購入できるタイプにしたりと楽しく美味しく続けています。

隣はフィンランド〜エストニア旅で連れ帰ったトナカイくんです!いかにも北欧らしくて一目惚れしました。

朝の散歩時にガチャ!食後にガチャ!お出かけ前にガチャ・・・して1日何回かに分けて噛んでいます。そんな私の習慣をお話しすると

100%キシリトールじゃないとダメですか?」

と、よく患者さんからも質問があるのですが、むし歯予防目的でキシリトールを摂取するのなら大事なのは1日当たりの摂取量。ガムでもタブレットでもどちらでもいOKです!

★Pointは・・・★ 

 1日あたり5〜10gのキシリトールを3〜5回に分けて毎日摂取すること

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ちなみに、歯科専売の100%キシリトールだと1粒あたり1.3g配合されていますので最低でも4個〜8個を午前・昼・午後➕αで摂取することをお勧めしています。

例えば、2個づつを4回に分けると毎食後に2個づつ。プラス1回(2個)で8個摂取で計10.4gになります。毎日美味しく続けることでむし歯予防になり、キレイな歯を守れるのならと私も継続しています。

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市販のキシリトールガムであれば粒の量を考えてもらえれば構いません。こちらの商品だと1パックあたりのキシリトール配合が7.0gなので、1日数回に分けて1パック摂取すればむし歯予防に必要なキシリトールが摂取できる事になります。

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おやつがわりに噛むのか?口淋しくて噛むのか?それとも、むし歯予防の為に噛むのか?それによって効果のある食べ方があるので、購入した商品の成分表示を確認してみてくださいね!

『フェンランドむし歯予防研修2021』では歯学研究におけるキシリトールとむし歯予防の研究結果から医学的・化学的なエビデンスを学ぶ事ができました。エビデンスベースのキシリトール推奨ガイドラインによると幼児の世話をする人、特にむし歯の病歴がある人は毎日キシリトール製品んを摂取する事が推奨されています。(キシリトール最低5〜6g)また永久歯がはえる前、はえている途中は食後にキシリトールガムまたはタブレットを日常的に摂取することが推奨されています。

ただし、あくまでも毎日歯磨きができていて、フッ素入り歯磨剤を正しく使った上でのサポート役です!ここが大切です。

あと、フィンランドの対策で最も素晴らしいと思ったのは、どうすれば自分の健康を守ることが出来るのかを考える時間を持てる環境がある事です。

それは、幼稚園児であってもです。

園内の掲示板にはむし歯予防に関するポスターが貼られていたり、先生やお友達と絵本から学んだりして、日頃からむし歯予防に対する選択肢がある事を知り、自分で決められる大人になるような環境が整っていることです。実際にわたしも見ましたが、スーパーの壁には沢山の100%キシリトールガムが並べられていましたし、デンタルケアコーナーには高濃度のフッ素配合歯磨剤が売られていました。わざわざデンタルクリニックに行かなくても気軽に購入できるのです。

現在、コロナ禍において子供たちの給食後の歯磨きが中止されています。自治体にもよりますが、子供たちの口腔内が変化しているのを保護者の方々も気づいていません。歯磨きさせないのなら、代わりにできるむし歯予防があることを選択肢に入れてほしいと思います。

簡単で、美味しく!楽しく!キレイな歯を守るための選択をこれからも続けます!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

smile☺︎まもり隊/隊長Yumi

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