入社した頃の「よみうりテレビ・制作部」
僕は、昭和58年(1983年)に読売テレビに入社。大阪本社の「制作部」に配属された。
その時、「東京制作部」を含め、「昭和37年入社組」の先輩方がバリバリ働いておられた。
「2時のワイドショー」班の部次長をやられていた橘功さん。
「おもしろサンデー」「びっくり日本新記録」「寛美85分」「お笑いネットワーク」班の部次長をやられていた広田基さん。
「お笑いネットワーク」「上方お笑い大賞」のプロデューサーだった有川寛さん。
「三枝の恋人ラブマッチ」、そして、のちに「朝の連続ドラマ」のチーフ・プロデューサーをやられる今岡大爾さん。
「11PM」班の部次長で、「鳥人間コンテストのチーフ・プロデューサーだった豊永幸男さん。
そして、「東京制作部」で様々なドラマを撮り、様々な賞を取っていた鶴橋康夫さん。
超豪華な面々。
その世代の上には、「2時のワイドショー」「びっくり日本新記録」をやられていた松井守さん、「全日本有線放送大賞」(現在の「ベストヒット歌謡祭」)をやられていた藤澤國彦さんがおられた。
制作部長は「11PM」の第1回のディレクターを務められた清川武寛さん。
当時の「制作部」は「野武士の集団」の様で、テレビ黎明期の雰囲気を色濃く残していた。
何かというと、ある時は理由をつけて、ある時は理由も無く、酒ばかり飲んでいた。先輩の命令は絶対だった。
そんな中に入った諏訪道彦、梅田尚哉、そして僕。
なんか、とっても怖かったなぁー。
でも、その怖さがだんだん心地良くなって来た。快感‼️
3人とも番組作りの現場が大好きだったのだろう。
来週11/6木曜日、夜7時から「ベストヒット歌謡祭2023」が初めての「3時間枠」で放送される。
40年前、僕たち新人3人は、前身の「全日本有線放送大賞」、大阪・フェスティバルホールで緊張感満載で「拍手取り」をしたのを鮮明に憶えている。
今年に入って、たくさんの諸先輩方が鬼籍に入った。
これからも僕たちは「テレビ」の面白さを伝え続けていかなければならないと、今思っている。