地雷グリコ by 青崎有吾
凄い作家に久々に出会った。
有栖川有栖から「日本のエラリー・クィーン」という称号を与えられた「青崎有吾」である。
鮎川哲也賞を大学在学中に受賞して、作家デビュー。
この作家を初めて読んだのは、「JR福知山線脱線事故」を背景にしたミステリー短編集「11文字の檻」。
とても、不思議な読後感でずっとその感じが長く残っていたが、今回「地雷グリコ」を読んだ。
「日本推理作家協会賞」と「山本周五郎賞」ダブル受賞作品。
面白い本を読んでいる時は、日常生活もテンポ良く生きられる僕だが、今回もそんな感じ。
先日、本家エラリー・クィーンの代表作「ギリシャ棺の謎」を半世紀ぶりに読んで、めっちゃ感動したばかり。
ミステリー好きには堪らない構成力。こんな小説を書けるのは「青崎有吾」以外にはいないはず。
Amazonで「青崎有吾」の既刊を全て注文してしまった。
「地雷グリコ」、二人の女子高生のキャラクターが素敵‼️
青春群像劇としても、読めるパンチあるミステリーだ。