白線流し
昨日、今日と珍しく、二日続けて、プールに歩きに行く。
帰宅して、昼食。
テレビドラマ「白線流し 二十五歳」「白線流し 夢見る頃を過ぎても」を連続して、4時間観る。
ボロボロ涙を流し、圧倒的なドラマの力の前に鳥肌が立ち、感動の大きな波が押し寄せる。
これも全て、信本敬子さんの脚本のおかげ。全く、不必要な台詞が無く、驚くべき構成力、素晴らしすぎるキャラクター作り。
観ている僕が、演じている長瀬智也、酒井美紀、京野ことみ、柏原崇、中村竜、馬渕英里何、遊井亮子、この7人と共に生きている様に感じる。
さらに驚くのは、このドラマはシリーズを通して、「人間の生きる意味」を観ている人に常に問いかけてくる。
やはり、脚本の信本敬子さんが看護師を仕事とされていた事に強く関係しているに違いない。
2024年の今の日本社会が抱えている問題について、1996〜2005年に放送されたこのドラマで、信本敬子さんは様々な問題提起をされている。
2021年57歳で死去された脚本家・信本敬子さんは予見されていたのかも知れない。
信本敬子さんの書かれた脚本は、「白線流し」シリーズを全作品見直してみると、「凄い洞察力」+「人間の瑞々しさ」という合わせ技で、山田太一さんを軽々と超えているのでは無いかと僕は今思っている。