「勝手にふるえてろ」と「愛にイナズマ」
Amazonプライムビデオで、映画「勝手にふるえてろ」を観た。
主演は松岡茉優さん。共演は北村匠海さん、渡辺大知さんほか。
OLの主人公(松岡茉優)は高校時代に憧れていた男の子に恋をしたいと思っている。
しかし、再会した彼(北村匠海)は彼女の名前すら憶えていなかった。
同じ会社に勤める、主人公を好きな男性(渡辺大知)が彼女に猛アタックする。
彼女は次第に「自分自身」の事が分からなくなって来る。
この3人の「愛の結末」はどうなるのか❓
そして、2本目。
Amazonプライムビデオが勝手に薦めて来る映画を。
また「松岡茉優」「窪田正孝」主演の映画「愛にイナズマ」だ。
池松壮亮、若葉竜也、趣里、仲野太賀、佐藤浩市が出演。
松岡茉優は「才能あるが、未だ売れない金欠の映画監督」の役だ。
コロナに怯える1人の青年(窪田正孝)と彼女は知り合う。
青年の部屋に転がり込んで来た売れない役者(仲野太賀)。
しかし、「商業主義」で「責任者不在」の映画界と喧嘩して、実家に帰って来てしまう。
彼女は追って来た青年と共に「自主映画作り」を「家族」を「演技者」にして行なうが。
「母の失踪の秘密」そして、「父の病気」が「家族」の不思議な「存在」が次第に明らかになって行く。
石井裕也監督の「脚本」「演出」が素晴らしい。
しかも、「演技巧者」の俳優たちの芝居に惚れ惚れしてしまう。
ワンシーンだけ出演している趣里、実の父親の中野英雄と出ている仲野太賀、それぞれ絶妙なアクセントが効いていて、最高のエンタテインメントになっている。
松岡茉優、どんな「役」を軽々とこなす何者にも代え難い「憑依女優」だと思う。