裏文化
昭和の時代、僕は「11PM」のディレクターをやっていた。
「大阪イレブン」は「エロブンPM」と呼ばれていた事もある通り、「風俗最前線」等、「女性の裸」を出すコーナーも多かった。それで視聴率を取っていた。
僕も、「風俗最前線」のロケでしばしば、新宿・歌舞伎町などに通ったものだ。
あの時代には、当然「インターネット」という「個人で発信出来るメディア」は無く、メディアとしては「新聞」「雑誌」「テレビ」「本」などが主だったものだったと思う。
だから、「裏文化」が存在したのだろう。
「風俗で働いている人たち」は、やはり「玄人」で、「素人」である「一般の女性」とは明確に「区別」されていた。
だから、「11PM」という番組も成り立った。
僕も入社前、高校生や大学生の時、親が寝静まってから、「エロ」、つまり「女の裸」見たさに、イヤフォンを付けて、「11PM」を観ていた。
突然、親が起きそうな気配がすると、10チャンネルの「よみうりテレビ」から、放送が終わっている12チャンネルの「NHK教育テレビ(現在の「Eテレ」)にチャンネルを変え、何も映っていないブラウン管を見つめ続けたものだった。
1990年、「11PM」の最終回、藤本義一さんはこう言った。
「11PM」は「社会の排泄物」であると。
それがそれが、インターネットの出現によって、個人誰でも「テレビ局」の様に発信出来る様になった。
この瞬間、日本から「裏文化」というものが無くなり始めたのである。
ホストクラブで一山220万円の「シャンパンタワー」を「推しのホスト」の為に注文し、膨大な「売掛金」を作る「素人」を始めとする「女性たち」。
それを「トー横」に立ったり、海外に売り飛ばされ、売春をして、返済する。
そこには、どこか魅力を持ち続けた、「11PM」が取り上げていた「裏文化」が無い。
今は、「表」も「裏」も無い世の中なのである。
この事を僕は非常に「虚しい」と強く感じる。「人間的」で無いとも思う。
「文化」が壊滅して、「文明」だけ残った今の日本。
何もしない岸田首相を始めとする政治家たち。その事に何の「反発」もしない一般の人々。
ほとんど全ての商品の値上がりが続く。
どうして、声を上げないのか?
このまま、「戦争」に突入するのでは無いか?という「恐怖」さえ、僕は感じる。
追記
昨年から、芸能人を中心に、たくさんの方々が亡くなっている。
僕は、これが「コロナワクチンの副反応」が起因していると思えて仕方が無い。
「政府」「日本医師会」「マスコミ」等、関係団体が隠蔽している事があるのでは無いか?
日本以外の国では、もうコロナワクチンを接種していない。
「秘密」を曝け出して、「社会の裏」を開示する時が刻一刻と迫っている。
そう言った意味でも、社会には
「表」と「裏」が必要であり、「マスコミ」は「裏」を社会に伝え続けなければならない。
「コロナワクチン接種反対派」の意見がYouTubeからと次々と削除されている現実がある。
それは、「太平洋戦争」の際、「大本営発表」を信じ続けた「日本国民」と同じ様な状況になっているのでは無いか?と僕はとてもとても危惧している。