「終りに見た街」の訴えた事の大切さ
テレビ朝日開局65周年ドラマプレミアム山田太一原作、宮藤官九郎脚本、大泉洋主演「終りに見た街」を観た後、僕は「SNS」を注意深く観察して、宮藤官九郎が「SNS」上での反応も込みで、このドラマを書いたのだろうと確信した。
「いつ戦争が起こっても不思議ではない今の日本」に対して、「警鐘」を鳴らした宮藤官九郎。
やはり、「不適切にもほどがある!」「新宿野戦病院」などで、「現代社会の問題点」を的確に訴えたクドカン。
ドラマという「フィクション」は時には「ドキュメンタリー」「報道」という「ノンフィクション」よりもテレビを観ている視聴者のこころに深く響く事を証明したと思う。
今、「社会の問題点」を炙り出す脚本家は宮藤官九郎か、今日最終回を迎える朝ドラ「虎に翼」の吉田恵里香か。
山田太一が長年現役の脚本家として、多くの人々に支持されて来たのもこの「社会の問題点」を脚本に落とし込む能力があったから。
「終りに見た街」というこのドラマは山田太一から宮藤官九郎への「社会の問題点を提起するというドラマ作り」の「バトンリレー」だと思った。
この「考察」を読むと、今回のドラマ化の「真の意味」が分かると思う。
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