「007私を愛したスパイ」オープニング
大学受験直前の1978年正月、僕はこの映画を大阪梅田の今は無き、「三番街シネマ3」で観た。
当時、映画館は「指定席」ではなく、「自由席」「入れ替え無し」だったので、超満員‼️
背の高い僕は扉が開いた映画館の人混みの上からずっと立ったまま、この映画を観た記憶がある。
六甲高校の同級生のおばあちゃんが「OS興行」の株主で、彼を誘えば、「株主優待券」を使って、「東宝系」の映画がタダで観られたのである。
この映画のオープニング、ゾクゾクするほどすごい。
後に「007シリーズ」を最大監督する「ジョン・グレン」が「編集」を手掛けていて、その「編集の手腕」も素晴らしい。
映画を観た後、同級生の西宮市夙川の自宅に行った。
彼のお父さんは「三井物産」勤務で、家族でアメリカで過ごした事もある「帰国子女一家」だったのである。
ぼくがおやつを出してくれた彼のお母さんに、「今日、007(ゼロゼロセブン)を観たんです」と言うと、彼女は「それは007(ダブルオーセブン)と言うのよ」と諭された。
僕はその事を全く知らなかったので、勉強になったし、自分の事を恥じた。
そんな想い出がある映画「007/私を愛したスパイ」は僕の観た全ての映画の中で「No.1」の映画なのである。
メル・ブルックス監督の「ブレージングサドル」と共に。(笑)
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