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「日本」は「編曲家」


「日本」という国は「編曲家(アレンジャー)」である。

太古の昔から、「極東」の島国である「日本」には様々なものが渡来した。

それは「漢字」であったり、「仏教」であったり。

「漢字」を「アレンジ」して出来たのが「ひらがな」「カタカナ」。

「仏教」も「日本」で「浄土宗」「浄土真宗」「真言宗」「曹洞宗」「日蓮宗」など様々な「宗派」を生み出した。

また、「仏教」「神道」「キリスト教」のイベントも導入された。

「お葬式」「初詣」「結婚式」「クリスマス」「バレンタイン・デー」などである。

これも明らかに「編曲」。
「アンサンブル」なのだ。

太平洋戦争後、「天皇制」は変わらず、「皇室」は「日本」という国の象徴になった。

太古からの「天皇」を中心とする国家が現在まで続いているのである。

アメリカから「進駐軍」がやって来ても、根本的には何も変わらなかった様に、僕は思う。

「進駐軍のキャンプ」回りから、「日本の芸能界」は生まれ、「洋楽」を演奏していた「グループサウンズ(GS)」からたくさんの「歌手」や「芸能事務所」が誕生した。

作曲家・筒美京平さん



作曲家・筒美京平はたくさんの「洋楽のレコード」を聴いて、そこから「昭和歌謡」の「礎」を築いていった。

久保田早紀さん(現・久米小百合さん)



久保田早紀が歌った大ヒット曲「異邦人」は彼女の「作詞」「作曲」によるものだが、「歌のタイトル」も変わっていれば、「歌のテンポ」も変わっている。

ほとんど、「原曲」の形を留めていない。

音楽ディレクター・酒井政利さん
編曲家・萩田光雄さん



最も変わったのは、音楽ディレクター・酒井政利の指示で、編曲家・萩田光雄が作り出した「あの独特のイントロ」と「大胆なアレンジ」だろう。

萩田光雄によれば、「2パターン」の「編曲」を作って、酒井の所に持って行った。

酒井政利は、萩田光雄が「やり過ぎたのでは⁉️」と思う方の「編曲」を採用した。

東京オリンピック・閉会式
ドラゴンクエスト
作曲家・すぎやまこういちさん



「東京オリンピック」の「閉会式」で流れたのは、元・フジテレビディレクターで作曲家・すぎやまこういちの「ドラゴンクエストのテーマ曲」。

すぎやまこういちも様々なジャンルの音楽の影響を受けた末に「ドラクエ」にたどり着いたのだろう。

「日本」は、「日本人」は「海外から入って来る様々なもの」を器用に「アレンジ」し続けて来たのだ。

その「根幹」にあるのは、脈々と「日本」という島国の中で1000年をゆうに超えて培われて来た「日本人の心」なのだ。

「四季」があり、「美しい風景」があり、「優しい人々」が住んでいる国、「日本」。

今、「インバウンド」で地球上の様々な国から溢れんばかりの人々が「日本」を訪れる。

もちろん、彼らの中には「日本のマンガ」や「日本のアニメーション」に憧れて来日した人も多いだろう。

でも、どんな事も「ブラックホール」の様に吸い込んで、「和風」に「アレンジ」する「日本」という国をきっと好きになってくれるに違いない。

それだけ、「日本」は魅力的な国だから。

童話「青い鳥」じゃないけど、「日本の魅力」に気が付いていない「日本人」がまだまだ多いと思う。

「日本人」の「幸せ」は周りにあるんだよ‼️

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