①私が手術台の上で『みなさん、よろしくお願いしま〜〜す』と大きな声で言った日の前後のはなし=その①
4年前の今日6月21日に手術を受けました。
残しておきたいと思いながら4年も経ってしまいましたが、
noteをはじめたし、いい機会なので書き記していきたいと思います。
手術の前後の出来事をやんわりして来た記憶と手元に残っているもので答え合わせをしながらスタート。
最初にお伝えしておきます。
私は元気です。
この場所が誰かの何かになりますように・・・。
胆嚢にポリープみつかる
2016年4月21日
勤務先の健康診断のオプション腹部エコー検査で胆嚢に17㎜のポリープが見つかりました。
それまで簡単な健診しか受けた事がなかった事、
その年の1月に母が亡くなった事が自費オプションを受ける背中を押してくれました。
当日の朝まで(厳密には健診センターの受付中まで)悩みながら清水の舞台から飛び降りる勢いでオプションを申し込んでいなければ、私の胆嚢ポリープは今頃どうなっていたのでしょう。。。
お母さんありがとう。
検査後、超音波技師の先生に『胆嚢に10数㎜のポリープがありました。10㎜以上のポリープなので胆嚢を取ることになると思います 、先生からあとで説明があると思います』と言われ検査室を後にし、まだ他の検査が残っていたので長椅子に座りながらスマホですぐに検索。
そこには、10㎜以上の胆嚢ポリープの25%に癌化の可能性。
術後の何年の生存率、何年の生存率・・・予後は悪い
どうしよう。。。
全ての検査が終わっても医師から説明などはなく、そのまま帰りました。
冷静になって考えれば自分から受付の方にでも言えばよかったのに、そのまま帰って来てしまった。
25%も胆嚢がんの可能性があるのにです。
あの時の精神状態は曖昧になっていますが、何故かそのまま数日、郵便で健診結果が届くのを待っていたと思います。なんで??
健診センターに電話
医師からの説明を受けないまま終了したこと
紹介状などは同封されるのか?
それはいつ届くのか?
回答は
紹介状は希望制
結果が届くのはGWがあるので早くて10日ぐらい先
怖い
待っていられない
とにかく早く動きたい
翌日、仕事帰りに診察終了間際の消化器内科にはじめましての受診。
事情を説明、不安を訴えました。
「腹部エコーをしてみますか?」
「おやつを16時ごろに食べました」(忘れもしない、鶴屋八幡の最中)
「多分大丈夫でしょう。見えなかったら改めて、、では一応」
「見えました。10ミリと少しかな?」
「紹介状お願いします!!」(早く、お願い)
「○△病院(通院はバス)、□○病院(通院は電車)どちらにしますか?」
「どちらがオススメですか?」(こういう時にはぶっちゃけ聞きます、私)
「う〜〜〜ん、友達に聞かれたら、どちらでもと答えます」
では、、ということで
実家からも自宅からも同じ路線の□○病院への紹介状をお願いし、その日は遅かったので翌日、先方からの日程返事が来てから紹介状を渡しますと言われ帰宅しました。
偉い先生登場でえらい事かと更に不安
5月11日(たぶん)
紹介して頂いた大学病院の肝胆膵外科に受診
中待ちで自分がこれから入る診察室に居るのは、肝胆膵外科で一番偉い教授先生と分かり。。ビビる。(病院HPを見尽くしていたのでお名前で分かりました)
紹介状内容を受けて、即検査の手配。
仕事をフルタイムでしていることに配慮して下さり、欠勤日がなるべく少ない方がいいだろうと、その場で助手の方と相談しながら、難しい所は直接電話交渉して頂いて、同じ日に出来るようになど組み合わせて下さいました。
2週間後に外来予約、それまでに全ての検査結果が出るように手配をしてもらい帰宅。
2週間で受けた検査
肺機能検査、血液検査、尿検査、造影エコー、DICーCT、造影CTだったと記憶しています。
実は、同じ健康診断で胃と大腸にも所見があり、途中から並行して消化器内科に受診、胃カメラと大腸カメラの検査も受けるという。。。
改めて書くことじゃないけど・・・胆嚢ポリープだけでも悲観しかしていなかった私に、胃と大腸の所見まで書かれた健診の結果が届いた夜は絶望の淵でした。
時系列は忘れてしまいましたが、
検査の結果、胃と大腸には治療が必要な所見はなし。。ほっ
この時、私はイチ派遣社員
大学病院初診の翌週明けに職場に報告
私はこの頃、仕事を始めて半年ほどしか経っていないイチ派遣社員でした。
今週から検査の為に欠勤、半休などをお願いすること、手術の内容によれば長期間休むことになる、万が一、悪性の場合は退院後の職場復帰も難しくなる可能性もあること、私の扱いは派遣先の会社の判断にお任せすることも含めて、全てを派遣会社の担当営業さんにお話。
営業さんが私はどうしたいか?と聞いてくださったので、
可能なら戻って来たいとお伝えしました。
派遣先と相談後、戻って来るのを待って下さると有り難い言葉を頂き、3日後から検査スタート。
検査を受ける→気持ちも(時には身体も)しんどい→大学病院の会計待ち半端ない→“頑張った“ご褒美に院内にあるタリーズで贅沢おやつお茶でまったり過ごし心身を整える院内タリーズ最高→これがMyルーティンになり→検査がない日も、待ち時間がそんなに長くない時も院内タリーズを堪能する日々もスタート。
※トップの画像は入院初日に病室に持ち込んだ、ステイご褒美タリーズ
今日はここまでにさせて頂きます。
その②に続きます。
まだ、手術台にはのりません。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?