メッセージ。。。誰かの笑顔を想像して動くことで、病気の私も笑顔になれました
こんにちは!
皆んなで笑顔になれる小さな社会をつくるために活動を始めたSMILEです。
今回は、この活動のstarterである森本紫文からのメッセージを紹介します。彼女がどのような思いで、皆んなで笑顔になるための一歩を踏み出したのかを知っていただけたら嬉しいです。
* メッセージ *
私は、乳がん末期の患者です。
あとどれくらい生きられるかはわかりません。
宣告を受けてから、不安と孤独、心身の痛みや苦しみで、ただ流れていくような日々を過ごしていました。
今は、緩和ケア内科で診ていただいています。医師に、したいことは今してくださいと言われて、今の私に何が出来るのだろうと焦りました。
私は、自ら動くということを考えられていませんでした。自分のことを中心に考えてきたのだと思います。ここまで追い込まれないと気がつけないなんて…
ふと、自分のしたかったことの原点に帰ってみようと思いました。子供の頃からの叶わなかった夢。それを叶えることは今は出来ないけれど、その心は私次第で叶えられる・・・
ただ、ただ1人でも多くの人に笑顔になってもらいたい。
それが私の原動力!!
私は一歩ずつ行動をはじめました。
最初に訪れたのは、国立成育医療センターの敷地内にあるドナルド・マクドナルド・ハウスの「せたがやハウス」さんでした。以前、私は、一冊の本とそれに関連したテレビ番組を観て、ドナルド・マクドナルド・ハウスのことを知りました。ドナルド・マクドナルド・ハウスは、病気で入院をしている子どものご家族の経済的・精神的負担をサポートする目的で建てられた皆さんの支援で成り立っている病気の子どもやご家族にとって第二の我が家のような施設です。
ハウスを見学しながら説明していただきましたが、皆さん、素敵な笑顔の優しい方々で温かなハウスでした。私も子どもたちが幼い頃入院をしたとき、こんなハウスがあると、どれだけ心強かったことか…。
ずっと募金をしてきましたが、私は、いつまで出来るかわからない…。そこで皆さんにお願いです。
長くは生きられないかもしれないけれど、1日24時間はみんな平等にあって、その1日を同じような悩みを持つみんなで、同じような心を持つみんなで、誰かの笑顔を守るために、日々を充実させて過ごせたらどうでしょうか?
私は1人では何も出来ません。周りの方々の力をお借りしてここにみんなで創る私たちの小さな社会があればどうでしょうか?
私たちの残りの日々を活かして私たちも笑顔で生きませんか。
でも決して無理はしないでください。今、出来ることを出来るときに…こちらを訪れてくださるだけでもとてもうれしいです。
森本 紫文 ( umi no oto )