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適応障害と診断される私:退職へのカウントダウン⑤

はじめまして。ららんと申します。
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今夏、人生で初めて「適応障害」と診断された。
私はメンタル不調とは無縁な人だと思って生きてきた。
そんな私が「適応障害」となった今、思うこと。


⚫︎前回のお話⚫︎

金曜日。今日が最終出勤日。クソ上司は出張のため1日不在。

3年、通勤したこの電車も、この道も今日で最後。
私がこの地を踏むことは二度とないだろう。
次の就職先でこっち方面を選択することは絶対にないもんな。

出勤して、いつも通り朝礼。
パートさんはとても仕事のできる人たちだった。
忙しい日は馬車馬のように働かされ、暇な日は早く帰るように言われるような立場。

パートさんがいなければこの仕事は成り立たなかった。大切な仲間。

だから私は、毎日必ずコミュニケーションを取るようにしていた。
たとえ忙しくても。短時間でも。必ず。
ご主人のこと、お子さんのこと、家事のこと、趣味のことたくさんお話してくれた。セールの後や大きなイベントを乗り越えた後には、気持ち程度のお菓子を配り、休憩時間を一緒に過ごし、みなさんの意見に耳を傾けた。とても楽しかった。

そして、私も自分のことをいろいろ話していた。
でも・・・セクハラのことや後輩の不出来は最後まで愚痴れなかった。
私が心を開いていたら、、、結果は違ってた?
いや、そんなことない。結局、辞める未来は変わらなかったよ。

いろいろな感情を抑えながら、仕事を進めあっという間に退勤時間が近づく。

退勤30分前になって本社から私宛に電話がきた。泣いてしまいそうだったので応接室で対応する。


私:お電話代わりました。
本社:ららんさん。もうすぐ退勤のお時間ですね。長い間の勤務お疲れ様でした。

私:いえ、こちらこそ最後の最後までお騒がせして申し訳ありませんでした。

本社:そんなことありません。ららんさんを守れず、こちらこそ申し訳ありません。今後のことについて説明させてください。

週明け月曜日、始業開始直後に私(本社)から部長へ電話をし、ららんさんの退職について説明する予定です。
その後、ららんさんに対するハラスメント行為について調査を行います。ららんさんへの報告はメールで行いますのでご確認ください。


こんな形式的な会話をしているうちに退勤時間の18時をすぎ、一度事務所に戻りEさんに目配せをし帰宅を促す。

事務所に1人になり、本社と電話をしながら感情が溢れ出した。


私:どうしてこうなっちゃったんですかね。私、一生懸命仕事してきただけだったんです。部署の新規立ち上げで、本当にここにはパソコン一台もなくて。マニュアルもない。そばでつきっきりで仕事を教えてくれる人もいない。そんな中でスタートして、、今の形になるまでの3年間。一生懸命やってきたのに。こんな形で大好きな仕事を手放すことになるなんて想像もしてなかったですよ。

本社:・・・そうですよね。本社から見ていても、ららんさんの部署の頑張りは数字となって表れていました。ららんさんの努力が道半ばになってしまうのは会社としても痛手です。それをどこまで、部長(クソ上司)が理解しているか・・・。


まぁ、もうどうでもいいっすけどねと最後は笑って電話をきった。

つづく。。。



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