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適応障害と診断される私:退職へのカウントダウン①

はじめまして。ららんと申します。
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今夏、人生で初めて「適応障害」と診断された。
私はメンタル不調とは無縁な人だと思って生きてきた。
そんな私が「適応障害」となった今、思うこと。


⚫︎前回のお話⚫︎

とある日曜日。
縁切寺に行き改めて”退職の決意”が間違いでないことを実感した私はその気持ちを抱きつつ出勤する。

先日のセクハラ行為以降、クソ上司は私に仕事をきちんと教えなくなった。
そして私は話をするのも、声をかけるのも怖くなっていて隣に座っているのにチャットでしか話ができなくなっていた。

退職のことを伝えたいけど、それすら怖くて言い出せなかった。退職の話をするときは嫌でも2人っきりになる。怖い。またセクハラされたら。怒られたら。引き止められたら。どうしよう。でも1日でも早く伝えて辞めないと。。。

あぁもうどうしていいかわからない。
こういうときは旦那だ!旦那に相談しよう!

そしてその日の夜、子どもたちが寝静まったあと「話したいことがある」と伝え上長にセクハラされたことを旦那に話した。

彼はとても冷静だった。取り乱すこともなかった。
ただ静かに私の話を聞き、ただ黙って私の気持ちを聞いていた。

そして

「明日から仕事に行かなくていい」
「そんな人間のいる会社に行く必要がない」

と言った。

私は退職の申し出を上司にしたいけど、セクハラした張本人と対峙するのが怖いんだけどどうしたらいいかな。。と聞くと

黙って辞めるのはできないから本社の相談窓口に申し出て、もう会社には行けない。すぐの退職を認めるように言える?と言われた。

それなら大丈夫かもしれない。
できるかもしれない。やってみる。と返事をした。
でも、さすが明日から仕事に行かないはできないから今週の金曜日、出張でクソ上司がいないからその日を最後に退職する。その作戦で行こう。と決めた。

旦那は訴えよう。勝てるもん。と私に言った。

でも私は「訴えて、向こうの言い分を聞かされたりするのは耐えられない。こんなに頑張って仕事をしてきて、もし仮に「相手が誘ってきた」なんて言われたら私、もう一生立ち直れない。それに裁判中、双方に弁護士を立てるんだろうけどお互いの心境だの今の状況だのを伝えたり、聞かされたりしたら心が暴発しそう。知りたくもない。お金もいらない。仕事のことなんかどうでもいい。とにかく、1日も早く関係を絶ちたい。今はそれが希望」と答えた。

旦那は私の思いを静かに聞いて「そうだね。お金で片付く問題じゃないね」と言い、1時間ほどの話し合いは終了した。

その日、自分の感情を一切出さなかった旦那に対し「この人は私のことをどう思ってるんだ?」と少し疑問に思ったりもしたが
(ちょっとは自分の女に手を出されたこととか怒ってほしかった。)みたいな気持ちもあったり。なかったり。

数ヶ月経った先日、思い切ってその時の心境を聞いたら
「ヤツにとって一番ツライ仕返しの方法をずっと考えてた」
「事務所に殴り込みに行って、クソ上司だけを始末するのもいいけど、それだとちょっと弱いから本社か社長がいつもいるっていう営業所に行こうかなとか考えてた」
「会社の弁護士とか出てきてくれるといいんだけどな。話早いしちょうどいい」

と私の次元を遥かに超える想像を巡らせていたことを知り笑った。

その話をした日の夜、あとからベッドに入ってきた旦那は私を抱き寄せて腕枕をして、頭をナデナデしてそのまま眠った。

(寝たふりしちゃってごめんね)

私は旦那の寝息を聞きながら、仕事を辞められる安堵と旦那に抱きしめられている安心感で数カ月ぶりに朝まで起きることなく眠ったのであった。

つづく。。。

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