自己紹介⑤ 【メンタルクリニックへ】

メンタルクリニックをいくつか探し、
一番早く予約が取れるクリニックに行くことになりました。
問診票の記入の後、
診察では30分くらい話を聴いてもらい、
診断は"不安障害"、
抗うつ薬(サインバルタ)と抗不安薬(コンスタン)をもらって帰宅しました。
抗不安薬はそれなりに効いてくれて、
動悸や不安が少し和らいだのですが・・・
薬を飲み始めた翌日のこと。
朝食を食べ始めたら突然の吐き気。
吐いてしまい、それ以上食べられません。
吐き気と戦いながら、
昼食はパン1個、夕食は雑炊を半分食べるのがやっと。
これが、SNRIのセロトニンによる副作用です。
身体的な吐き気も辛いのですが、
吐くことへの精神的なストレスもあり、
不安と動悸が増悪してしまいました。
どうにも耐えられなくなり、再びクリニックへ。
"5分間診療"で、抗うつ薬がパキシルに替わりました。
翌日、朝食を食べても吐き気は起こりません。
昼食も大丈夫。
今度の薬は大丈夫かな・・・と思った矢先、
夕食を食べ始めたら、また吐き気が・・・
またまたクリニックに行くことに。
またまた"5分間診療"で、抗うつ薬がリフレックスに替わりました。
今度の薬は吐き気の副作用がないとのこと。
おっかなびっくり飲んでみました。
翌日、1日を通して吐き気なし。
翌々日もその後も大丈夫。
というわけで、やっと吐き気からは開放!
されたのですが・・・
他の症状は一向に良くならず・・・
医師の勧めもあり、
1か月有給休暇を使い、
続けていた仕事を休むことになりました。
不思議なもので、
仕事に行っていたときは『休みたい』と思っていたのに、
いざ長期に休むとなると『仕事に行きたい』なんて思ったりして。
家で静養すれば良くなるかな???と思っていたのですが、
相変わらず、1日中不安と動悸。
ラジオや音楽を聞いても、
集中すると、耳が付かれて動悸が増悪。
体は動かないし、
何かをやる気力もないし、
したくもない。
気分転換に外出しようにも、
視覚障害でひとりでは外出できず。
何もしないで、ひとりで悶々として寝ていると、
余計なことを考えて不安が増悪。
不安が不安を生むという負のスパイラル。
妻が仕事に行ってから帰宅するまでの時間が、
長いこと長いこと・・・
眠っているときが唯一の楽な時間。
そんな目無理も、何回もの中途覚醒や早朝覚醒で妨げられ。
病気は良くなるどころか、逆に悪くなって行きました。
クリニックでは投薬治療しかしてくれないので、
カウンセリングを受けようと思い、
不安障害やうつを専門に掲げているカウンセラーのところへ行きました。
90分のカウンセリングだったのですが、
ぼくには合わず、1回でやめてしまいました。
カウンセリングは、
コーチングの要素が入った傾聴型カウンセリング。
ぼくの状態はカウンセリングレベルで、
まだまだコーチングには程遠かったのと、
問題解決型カウンセリングがなされなかったのが
合わない原因だったのではと、
のちに分析しました。
仕事を休み始めてから1か月経っても、
とても仕事をする状態ではありません。
医師に診断書を書いてもらい、
引き続き1か月休職することに。
休職するときにある人から言われた言葉
[休職して時間あるからいろいろできるね]
ほく
[・・・]
心の中では
[いろいろしたくてもそんな簡単に体動かないし]
[気力だってないし]
[何よりしたいなんて思わない]
[好きで休職してるわけじゃないよ]
目に見える、怪我や身体の病気と違い、
目に見えない精神疾患だと、世間はこんな認識なのですね。
1か月の休職が終わりに近づいても状態は変わらず、
医師に紹介状を書いてもらい、病院を受診することになりました。


次回、自己紹介⑥ 【初めての精神科入院】に続く


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