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「未来は思考で変えられる」 ー 女としての価値観を手放して見つけた自由ー

「女としての価値って、一体何だろう?」
これは、20年前の私がずっと自分に問い続けていたことでした。

そう思うようになったきっかけは、前夫との間に子どもを授かる事が出来無かった経験もあります。
24歳から8年間不妊治療をした甲斐なく、離婚。
その時の私はいつもこう思っていました。

「女として生まれて来たのに、子供も産めない。私は何の価値もない人間だ」

そんな私が今では、再婚した夫と楽しく穏やかな日々を過ごしています。
ここまで来るには決して平坦な道ではありませんでしたが、ある日一つの出来事が私の人生を大きく変えました。


13年前、今の夫と再婚しました。
当時の私は「妻である以上、夫を支えなくてはいけない」「健康管理や食事作りは私(女)の役目」と、何の疑いも無く、当たり前のこととして過ごしていました。

その頃の私は、朝早く起きて自分と夫の弁当を作り、苦手な料理もしていました。 当時の職場はバスと電車を乗り継がなければいけない場所にあったので、朝夕ぎゅうぎゅうの満員電車に揺られ朝からもみくちゃ状態。
さらには毎日の業務も結構ハードで残業もあり、体力的にも精神的にもきつかったです。

毎日疲れた身体で帰宅して、着替えもせずそのまま真っ直ぐキッチンに立ち、夕飯の用意をする。
料理が嫌いな私にとって、この導線はめちゃくちゃストレスに感じていました。

仕事中も「今晩、何を作ればいいんだろう?」「夫は何を食べたいんだろう?」そんなことも頭の片隅に置きながらだったので、常に頭の中は仕事の事、食事の事でパンパンでした。

ある日、上手く行かない仕事の事で心身共に疲労がピークの状態になり、夫に訴えたんです。
「もうお弁当作りたくない」と。

そしたら、夫は一言こういいました。

「俺、一度もお願いしてないよ。」

その瞬間、私は言葉を聞き違えたのかと思い、頭の中は「???」の状態になりました。

「え?・・・」
10秒くらい沈黙して、ハッとしたんです。

確かに、夫から一言もお弁当を作ってなど頼まれた事がなかったのです。
そもそも夫は人にお願い事をするような男ではないのです。

この時、私が勝手に「女はこうあるべき」という考えを持っていた事に気付きました。
そう、自分で勝手にそう思い込み、自分自身を追い込んで生きて来たことに気づいたんです。


その出来事をきっかけに、私は「やりたくないことはしなくてもいい」と思うように考え方を変えて行きました。
苦痛や負担に感じていた家事をはじめ多くの事を見直し、自分にとって心に余裕の持てる暮らしを選びました。

無理して作っていた料理を簡単なメニューにしたり、夫と役割分担をすることで、毎日の負担がどんどん軽くなりました。
最初からスムーズに出来たかと言えば、決してそうではなく、徐々に自分が心地よい方を選ぶ習慣が身について行った感じです。

私たちは知らず知らずのうちに、両親や社会の価値観から影響を受け、世間の当たり前とされているものを信じ、「こうしなければ」と自分を縛ってしまいがちですよね。

あなたが毎日行っている事を一度よく考えてみてください。

  • 「これは本当に私がやりたいことなの?」

  • 「昔、誰かに言われなかった?」

  • 「もしかして、これって自分が勝手にそう思っているだけかもよ?」

一つ一つ丁寧に向かい合うことで、不要な思考の重荷を手放し、自由で楽しい毎日を手に入れることができると思います。

私が「女とはこうあるべき」という思い込みを手放した瞬間、人生が気軽に、そして楽しいものへと変わりました。
未来は、考え方一つでいくらでも変えられます。
あなたも今日から、自分を縛る思い込みを手放し、自分らしい軽やかで笑顔溢れる未来を作り始めてみませんか?

ではまた次回、お会いしましょう。
お読みいただき、ありがとうございました。

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