![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/159931681/rectangle_large_type_2_c9dd07d5a58cbf8824f2198abc8bb4ce.jpeg?width=1200)
いつかやって来るおひとり様が実感するコミュニティの大切さ
今日、街を歩いていたら
ご近所さんに出会った。
同じ町内会の叔母様…77歳。
『先日、老人会を作ろうか?って話しはどうなりましたか?』と聞かれた。
私はスッカリ忘れていた。
そう言えば数ヶ月前、井戸端会議中の方々と老人会の話をした事を思い出した!
今期町内会長の私に老人会を作る提案をしてくれた人がいた。
町内も年々高齢化が進み、伴侶が亡くなったことで
おひとり様家庭が増えて来た。
『老人会を作って下さらない?
私、去年主人を亡くして独りになって、毎日本当に寂しい』とこの叔母様が仰る。
『社会福祉協議員を募集しているから、どうですか?
人との関わりが出来て、地域の行事のお手伝いの仕事も楽しいですよ』と提案してみた。
『私はもう歳だし、あちこちカラダも悪くて。
早く主人のところへ行きたいと思ってる状態だから
役員なんて無理』と拒否された。
『老人会を作って貰って、トランプしたりゲームしたり…そういうのを私はしたいのよ』
![](https://assets.st-note.com/img/1730287237-iKr9WlEgpXRqUJfvPTh17FSn.jpg?width=1200)
『ポスターに麻雀大会します!って掲示板に貼り紙をして人を集めてくれない?私、麻雀強いのよ』と。
叔母様の希望は分かるけれど、
なんだか老人会の意味をはき違えてるような…
私は何と答えたら良いのだろう。
いつか自分がおひとり様になる日が来る…
かもしれない。
そう思いながら老後を迎える準備をする必要がある。
海外では幼い頃から宗教と共に生活している。
両親に連れられ、週末は教会に行く。
そこでは老若男女問わずコミュニティが生まれ、
同じ信仰を持つ者同志の絆がある。
たとえ、おひとり様になったとしても
この絆と自分を迎え入れてくれる場所がある。
![](https://assets.st-note.com/img/1730287326-AR9itEpTxyKaXuHOj6Mdvsf4.jpg?width=1200)
我が国はどうだろう?
ふと考えた。
トランプやゲーム、麻雀が好きな人のコミュニティを探さなければならない。
自分で探せない、自分でコミュニティを作ることが出来ない。
老人会を作って下さらない?って人に頼む事になる。
同じ嗜好の人が町内会に何人いるんだろう?
麻雀同好会とか、カードゲームクラブとか
そういう目的がハッキリしている集まりなら
人が集まる…かもしれない。
老人会…何を目的にしている会なのか?
そこから考えなければならない。
それには町内会長1人で発足出来るわけはない。
協力者が必要になる。
叔母様に『老人会を一緒に作りましょうか?』
と提案してみたら、
『私は無理だわ』と即答。
我が町内会に老人会が出来る日は来るのだろうか?