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いつかやって来るおひとり様が実感するコミュニティの大切さ

今日、街を歩いていたら
ご近所さんに出会った。

同じ町内会の叔母様…77歳。

『先日、老人会を作ろうか?って話しはどうなりましたか?』と聞かれた。

私はスッカリ忘れていた。

そう言えば数ヶ月前、井戸端会議中の方々と老人会の話をした事を思い出した!

今期町内会長の私に老人会を作る提案をしてくれた人がいた。

町内も年々高齢化が進み、伴侶が亡くなったことで
おひとり様家庭が増えて来た。


『老人会を作って下さらない?
私、去年主人を亡くして独りになって、毎日本当に寂しい』とこの叔母様が仰る。

『社会福祉協議員を募集しているから、どうですか?
人との関わりが出来て、地域の行事のお手伝いの仕事も楽しいですよ』と提案してみた。

『私はもう歳だし、あちこちカラダも悪くて。
早く主人のところへ行きたいと思ってる状態だから
役員なんて無理』と拒否された。

『老人会を作って貰って、トランプしたりゲームしたり…そういうのを私はしたいのよ』

『ポスターに麻雀大会します!って掲示板に貼り紙をして人を集めてくれない?私、麻雀強いのよ』と。


叔母様の希望は分かるけれど、
なんだか老人会の意味をはき違えてるような…
私は何と答えたら良いのだろう。

いつか自分がおひとり様になる日が来る…
かもしれない。

そう思いながら老後を迎える準備をする必要がある。

海外では幼い頃から宗教と共に生活している。
両親に連れられ、週末は教会に行く。
そこでは老若男女問わずコミュニティが生まれ、
同じ信仰を持つ者同志の絆がある。
たとえ、おひとり様になったとしても
この絆と自分を迎え入れてくれる場所がある。

我が国はどうだろう?

ふと考えた。

トランプやゲーム、麻雀が好きな人のコミュニティを探さなければならない。
自分で探せない、自分でコミュニティを作ることが出来ない。
老人会を作って下さらない?って人に頼む事になる。

同じ嗜好の人が町内会に何人いるんだろう?

麻雀同好会とか、カードゲームクラブとか
そういう目的がハッキリしている集まりなら
人が集まる…かもしれない。

老人会…何を目的にしている会なのか?
そこから考えなければならない。
それには町内会長1人で発足出来るわけはない。
協力者が必要になる。

叔母様に『老人会を一緒に作りましょうか?』
と提案してみたら、
『私は無理だわ』と即答。

我が町内会に老人会が出来る日は来るのだろうか?


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