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ほのぼの小話#8
「今日も一歩。」
おじぃさんとネズミくん、フクロウさんの
話を聞いて、また、一歩前に。
足を運んでいきました。
「ネズミくん」
「はい、おじぃさん」
気が付けば、二人は
阿吽の呼吸で
時計はなくても
「そろそろご飯にしましょうか」
そんな、腹時計も分かり合える
よきパートナーになっていました。
「ネズミくん」
「なんでしょう?」
山奥を歩きながら、おじぃさんは
瞑想していました。
「周りのことなーんにも気にしないで、
自分の呼吸に意識を向けてごらん。」
ネズミくん、おじぃさんの言われる通りに
やってみます。
「吸って~。息を止めて。口から全部はいて~」
何回か繰り返しています。
「これが、ワシの瞑想じゃ」
「これだけ?って、思ったじゃろ(笑)」
「これ、けっこういい感じなんじゃ!」
ネズミくん、おじぃさんの話を聞いて
はいはい、そうですね、と軽くうなずきました。
「見つけてみよう」
「やってみよう」
が、口ぐせのおじぃさん。
いつも何か変化を求めていました。
ネズミくんは、そんなおじぃさんを見ていて
いつも楽しくて、よく分からないけど
うんうん、と頷いていました。
気が付けば、二人の旅は
たくさんの感性を磨く
素敵な旅になっていました。
『虹色の泉』はすぐそこまで
きている。
そう信じて、
今日も一歩。
おじぃさんとネズミくんの旅は
続くのであった。
つづく
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