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人生はわからないなってお話

高校受験

時は遡って私が中学3年生の高校受験。

私の住んでいたところは都会のようにいっぱい学校があるわけではなく、「公立一校+滑り止め私立一校で受験」が定番でした。


私は公立校の第一志望はずっとA高校。
でも、担任との最終三者面談で、「A高校は厳しいからB高校にした方がいい」と言われました。


ずっとA高校に行きたいと思っていたのでショックでした。
母はきっと何て声をかけていいかわからなかったんでしょうね。
何も言いませんでした。


母との面談の帰り道、「B高校にする」と言ったんです。
その光景は今でも覚えています。
母は何も言わずにただ頷きました。


公立校はある程度ランクが決まっていて、受験校を決める時点で受かる可能性のある学校を選ぶので、それほど落ちる人はいません。
いても2〜3人程度。


だから私は勇気がなかったんですね。
落ちた時の恥ずかしさには耐えられないと思ったんです。



受験は公立B高校、滑り止めに大学附属C高校を選択。
無事両校に合格しました。


受けたB高校にも3人ほどが落ちてしまい、その人達は大学附属C高校に進学しました。
正直受験校を変えて良かったと思いました。


A高校には行けませんでしたが、B高校には中学の時に仲良かった友達がいて、それなりに楽しく過ごしました。 

大学受験

そして大学受験。
私たち時代は、女の子は短大に進み事務職につくという人が多かったんですね。
でも私は4大志望。


幸か不幸か、仲のいい子はみんな就職希望か短大推薦志望ばかり。
11月頃には進路が決まり遊んでいる中、受験勉強をするという辛い状況でした。



結果は全落ち。
大泣きました。



そして最後の最後、近くにある短大を受験。
それも学科の選択の余地はなく、嫌いではないという理由だけで選んだ学科。
偏差値は高くなかったので何の心配もなく合格。
全くの感動はありませんでした。


実はその短大、高校受験の時に滑り止めに受けた大学附属C高校の短大。


B高校の近くということもあり、推薦で決まった友達もいっぱいいました。
地元就職で、短大は出たいという子はここを選ぶ子が多かったんです。

みんなは推薦で早々と決まって遊んでいる間、必死で勉強した私は受験に失敗し同じ学校にいる。
そのことがショックでした。



この一年って何?



何クソ!と浪人も考えましたが、その気力はもうありませんでした。
短大から4年制への編入もできるということで進学することに決めました。



とにかく受験生活が終わりました。

アルバイト先で偶然出会ったのは


春休み。
初めてのアルバイト。


そこで本当に人生わからないという出来事に遭遇します。


アルバイト先に高校受験でB高校に落ちてC高校に行った子がいたんです。

彼女は高校から内部進学で4年制の自分の希望の学科に進学。


つまり同じ大学。


違うのは希望通りに進学か、そこしか入れなかった進学か。


高校受験でA高校を諦めB高校。
大学受験に失敗し、好きではない学科の短大へ。


私何やってんだ…?

短大で衝撃的事実が


それでも。

ここしか受からなかったからしょうがないですよね。
悶々とした気持ちを抱えながらもスタート。

でも割り切ってからは、サークルにも入り楽しく過ごしました。



ところが短大に入ってから、衝撃的事実を聞かされることに。


B高校ではあったものの、同じクラスになったことがなく、話したことがなかった人と同じクラスになりました。


その友達は、どちらかと言うとA高校近くの中学校出身。



友達が言うには。

「私の学校(中学)は成績の悪い子はA高校に行かされた



!!!


私、成績が悪いからB高校に行くように言われたけど?


もしかして志望校変えなくてもよかった?


先生の人数調整?



私が根性なしだったから。
恥ずかしいからと変えたから。



あの時自分の気持ちを通していたら…。



A高校を受験していたら受かったかもね。

たとえA高校に落ちても、C高校に行って内部進学で自分の希望の学科に行けたかもね。

「たられば」の話をしてもしょうがないですけど。



人生ってわからない。


今では

全ては必然。

私の選択にも意味はある。


今ではこう思っています。


A高校には2つ上の姉がいました。

実は姉にずっと劣等感を持っていて(まぁ、できる姉でね、これはまた違う話)神様が一緒にならないようにしてくれたんだと。
どうしても周りから「〇〇の妹」として見られるし自分でも比べてしまうからね。


そして短大で入ったサークルで今の夫に出会いました。(彼は短大ではないですよ)

彼も受験失敗で滑り止めで入ったんだそうです。
同じ失敗組(笑)

かっこよく言えば、神様が彼と引き合わせてくれた。

その後

短大から4年制への編入試験に合格し、2年間は東京で一人暮らしをしました。



就職は地元で。
就職でもまたショックなことが待っていました。


その話は次回に。







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