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BigScreen BeyondがメインVR HMDに昇格した

 超軽量VR HMD、Bigscreen Beyondを購入した。注文してから約3ヶ月ほど経過して、忘れていた頃にようやく届いたようだ。ベースステーション不調もあって公開が多少遅れた。

 なお多少遅いのは仕方ない。なぜなら本機は事前にiPhoneで顔の形状を測定し、最適な接眼部をオーダーメイドで製造したうえで出荷するからだ。

 使った感想としては、まず画質がいい。5K解像度は良い。そしてなにせ有機ELだ。メタバース上のコンテンツとしては、ホラー系など周囲が暗かったり、明暗差のあったりするコンテンツとすこぶる相性がいい。解像度が高いので、没入感も既存HMDよりも高い。

 重量は本体部分のみでわずか128gだと謳う。接顔部と付属バンド含めるとトータルの実計測では234g。

 開発発表から実際の発売までが長く、部品の価格高騰によって消費者販売価格も上がってしまい、理想とは離れてしまったMeganeXに見た夢をほとんど完全に叶えてくれるものだ。

 Meta Questにせよ何にせよ、大衆向けの機体は汎用量産機だ。コストは下げられるが、装着感は万人の平均に合わせたものであり、個々人に合わせたものではない。本機やVision Proのようなニッチな高級機の試みは応援したい。

 なお、筆者がこのHMDを使う上でぶち当たった問題が2点あったので共有する。

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