川越市立博物館の素晴らしいジオラマ川越城
本丸御殿を出て、道路を渡ってすぐにある川越市立博物館にも行った。川越城は天守や御殿内に物を展示するタイプのお城ではなかったから、ここに行けばまつわる物が見られるかなと思って。
若い頃は大変失礼な話、なんとなくで博物館に期待をしていなかったのだけど、今はかなり楽しみにしている。おもしろいに決まってる。そしてやっぱり、ここの博物館も大変おもしろく、じっくり楽しめた。
特にジオラマ。
見たいと思っていたお城全体のイメージをここで見られた。
実物に上がってきたばかりの本丸御殿の入口付近の横には、さらに大きく立派な建物が見える。これが大書院かな。今は玄関前の広場は広く、近くの神社までつながっていたけれど、昔は塀で分けられていたわかる。これに春夏秋冬それぞれで美しい植物が植えられていたんだろうな。
博物館などに行くと、こうした感じに頭を整理できるのが良い。昔と違って学芸員さんのガイドも楽しみにしていたのだけど、開催時間ではななかったのが残念だった。
江戸城と川越城が描かれている大きな屏風も素敵な展示方法だった。
在原業平もいて気分が上がる。この絵の文字のレイアウトはかっこいい。字も大変美しいけれど、本当にどうやって読めるのだろう。私もこんな字を書いて、レイアウトできるようになりたいわ。金箔背景だし。だけど、顔があまりかっこよくないのが悲しい。 業様は絶世の美男なのに。トホホだわ。
他にも蔵の街、川越にまつわるいろいろな過去の実物が置かれていた。半纏も。また行ったらまた行く。お城とセット割でお安かったはず。お土産ショップもあるといいのになかったような気がする。残念…。