川越城の中ノ門で時空ワープした気分になる
向かう時にも気になったけど、まずはお城とスルーした堀の跡。中ノ門堀は予想外にすごかった。城郭考古学者の千田先生のテレビ番組ではしゃいでいた気がする。その理由がわかるくらいフォトジェニックだし、同じような角度を歩ける体験があったらな〜と思った。
V時かと思ったら、奥は垂直寄りで手前はなだらか。
現存している昔の建物を目で見るよりも、そのまま残った自然の物が目の前にある時の方が当時に紛れ込んだ気がするのはなぜだろう。山城の堀とか。ここは普通に現代の川越市なのに昔の景色を見ている感じがした。
右下の絵の右側が手前なんだと思う。こう見ると、奥側も思ったより角度がある。深さ7m、東側勾配60度、西側35度の上から訂正シールが貼られているんだけど剥がされていて見えない。確かこの角度の差が侵入者にきつかったみたいなお話を千田先生がされていたように思う。
中ノ門というくらいだから、手前にはかつて立派な門があったそう。遺構でも十分素敵だけど、がんばって残してほしかった。明治時代が好きでないのはこのせいもある。
見てきたばかりのジオラマの写真で昔の姿を確認してみると。
一番手前が本丸御殿の西の端。門の屋根も見える。ジオラマを別の角度からも撮っておけばよかったな。
こんな感じで興奮し、思っていた以上に川越城を楽しんだ。博物館にはもうひとつ、川越歴史博物館なるものがあって、そちらにもいろいろあるらしい。あとは江戸城の家光誕生の間が移築されている喜多院というお寺にも行くのを忘れてしまった。
また行きたいけれど、食べ歩きで芋洗い状態の川越にまた行くのは心が折れる。お城の方に直接車で行ったら駐車場は空いているのか、こういうことも調べてくればよかったわ。