病院の話
今日は病院へ行った。
少し体調が優れなかったので、正確には、病院へ行きたい気分になって、行った。
基本的にいつも健康だ。規則正しい生活を送っているし、食生活もほぼ偏りがないし、適度に運動もしているので、病気にもなりにくいし、持病もない。親に健康な体で産んでもらったおかげで、そこまでお医者さんにお世話になったという経験もない。
だからこそ、少し体調が悪くなるだけで、「自分大丈夫かな?」ってなるし、メンタルも体調の悪化に伴って悪くなることもあり、専門家に聞いてみたくなる。
けれども、行ってみると医者は大概冷たい。いや、冷たく感じる。
それはなぜか、少し考えてみた。
まず、体調が悪いので、自分自身がテンションガタ落ちだ。コミュニケーション力もダウンして、最低限のことしか喋らなくなる。医者とはいっても、初対面の方とこんにちはをして、お話をしなくてはどうしようもない。第一印象で一番大切になるポイントに力が入れられない。
次に、先生はいつも疲れている。ここ最近行った病院で、待ち時間なくみてもらった試しはない。いつも先生は、来る日も来る日も恐ろしい数の似たような症状の患者を見て、パソコンにカルテを打ち続け、処方箋を出し続けているわけだ。間違いなく、大変だ。
そう、条件が悪い。それだけのことで、医者は冷たく当たっているわけではないし、こっちが勝手にそう感じているのだ。
でも、先生にとっていかに「いや、これくらい市販薬飲んで、自分で治せよ」と思うような患者でも、その人にとっては一大事で、メンタル的にはすがるような気持ちで病院に行っているのだから、もう少し優しくしてくれてもいいのではないかと思ってしまう。特に、内科系は。(皮膚科や眼科に行ってこういう感想は抱かない。)
と、最後は、お医者様へのお愚痴のようになってしまったが、とりあえず、お医者様が出してくれたお薬を飲むと元気になって、「わぁありがとう」という気持ちになるので、次も体調が悪くなったら、私は病院へ行って、帰り道ちょっと悲しくなる。
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