50代からの登録養成課程 ベテランに悲哀はない、あるのは情熱と反骨精神のみ
私は50歳を目前にキャリア自律を考えた際に、中小企業診断士の資格を取得することを決意し、1年強の独学での勉強を経て第1次試験に合格しました。その後はリカレント教育の環境にて中小企業診断士としての理論と実践に磨きをかけて即戦力として成長したいと思い、登録養成課程を志願し、現在通学し、資格取得に向け日々研鑽を重ねています。
この時期、MLBやプロ野球もリーグ戦が終わりに近づき、いろいろなものが見えてきたので、私自身が感じることについて書き留めます。
ベテランになってから更に強まる情熱と反骨心
先々が見えつつある中高年のサラリーマンである私は、プロ野球のスター選手を見るのも好きですが、同じように栄光と苦悩があるベテラン選手を応援したくなります。若手の台頭を痛感しているベテランのプロ野球選手は、このタイミングになってから、さらに
「もっと仕事としてのプロ野球選手がしたい」
「まだまだこんなものではない」
「期待の若手にはまだ負けないものをもっている」
と思い、何とかがんばろうとする人たちが大半だとお見受けします。
しかし、勝負の世界は厳しく、球団から戦力外を通知され、自由契約となる選手が毎年何人もいます。
プロの世界だから仕方がない、、のでしょうが、ベテラン選手で自ら引退を宣言し、ファンの前でセレモニーができて円満にユニフォームを脱ぐ人がとても少なく、プロの世界の厳しさを感じます。
自由契約になった後にトライアウトに出てもそこからプロ野球選手に戻れる方はごく一部です。それでも一縷の望みをかけて
「野球がすき」
「野球しかない」
「もう一度プロ野球選手になりたい」
など、家族をもった父親としての責任も背負いながらルーキーとは違う情熱と、このままでは終われないという反骨心がとても崇高で誇り高い瞬間と感じています。
かくいう私も、登録養成課程ではベテラン側に位置付けられます。あれ?もしかして気を使われている?と思う時もあります。この瞬間は、気を遣う相手が悪いのではなく、気を使わせているような発言をさせてしまっている私が悪いと思うようにしています。
ベテランだからといって、若作りはしないですが、みなさんと対等な気持ちで授業に臨んでいますし、対等な気持ちで皆さんと話しているし、話してもらえるようにと心がけていますが、「静的な態度」だけではなく、
積極的な話しかけ
笑顔を絶やさず、話しかけやすい雰囲気づくり
喜怒哀楽を出して相手への共感
昔話はしない
などをもっと言動、ふるまいで皆さんにあゆみよって、
スーパーベテラン同期
になれるようにしたいと思っています。
人よりも年を取っているからといって、養成課程の授業を完璧に理解できているわけでもないですし、若い人には負けないと思う以前に若手の皆さんの知識とヒューマンスキルに驚くばかりですが、そんな自分を受け入れて、あらためて「気を使われない」人となるようにしたいと思います。
年下からいじられるぐらいになりたいものですし、チームにいることで安心感も与えたり、ここぞという時にリーダシップを発揮し、チームに貢献できる人でいたいです。
イメージ的には
サッカー 長友/前園/ゴン中山
プロ野球 青木/長野/ダルビッシュ
あたりでしょうかね。
中小企業診断士として、年齢的にベテランの味と、オールドルーキーのバイタリティの二刀流を目指していこうと思います。
最後までご覧くださりありがとうございました。