50代からの登録養成課程 15年以上住んでいるマンション暮らしのメリデメ
私はサラリーマン人生を30年近くしてきており、その人生が始まったときの人生設計には、「30歳までにある程度の資産を形成して、その前後で結婚をして、家を購入して子供もいるような暮らしができたらいいな」と思っていました。これまでの人生、決してすべてが順調であったことではありませんが、漠然としたライフプランをもった社会人生活から、15年前にタワーマンションではありませんでしたが、駅から徒歩圏内の場所に家族で住むマンションを購入しました。
今は環境がリモートワーク中心になったことや、50歳を目前にキャリア自律をすべく、中小企業診断士の資格取得を目指し、リカレント教育として大学院の登録養成課程に進学し、独学の勉強から集団での学びを経て、大きく環境や考え方が変わろうとしている過渡期にいます。
社会人なりたての時とは違うステージとして、「55歳前後で今のサラリーマン生活を含めた新しい人生設計をしながら、家のコト、仕事のこと、独立のこと、今後の資産形成のこと」を改めて考えなければと思っています。
実業家でパリ在住のひろゆき氏は「タワマンの生活」について言及しているツイートが各新聞のWebメディアなどに掲載されていましたが、今回は自分のタワマンではないが、マンション暮らしについての総括をしたいと思います。
マンション暮らしにしてよかったこと
家のことでの議論となると、必ず
「一戸建て or 集合住宅」
「購入or賃貸」
でいろいろと意見があり、正解は個々人によってことなります。
私はタワマンではないのですが、「集合住宅」で「購入」を
しましたが、購入当時、この組み合わせがBestと考えたメリットは以下のとおりです。
1)駅に近い場所だった
私の実家は自転車で15分以上だったので、不便を感じていましたが、
今のマンションは家から徒歩圏内のため、「子供」にとっても早くから
通学や生活をしやすいと思ったし、実際に電車通学でその恩恵を感じて
います。
2)コミュニティの存在
これは良しあしありますが、入居当時に一斉に同世代の方が入ったので
親も子供も多くの接点があったのは良かったようです。
3)防犯性が高い
これは、ほとんど感じないという人もいます。
でも、いろんな人の目がある、という意味では防犯性は高いと
思います。
4)メンテナンスも全体で実施
一戸建てと比べて家のメンテなどは全体でおこなうので、個々人で
対応する必要がないことはメリットの1つです。
5)耐震性、免振性
基礎がしっかりと組まれていることもあり、古い住宅に比べると
崩壊する危険性は少ないのかなと思っています。
6)値段が下がらない
これは時代や需給関係にもよりますが、値段が下がらず、売買も
頻繁にされていることと、低金利時代のローンであったので、
ほぼ資産価値が減少することなく、住宅ローンも終盤まできたこと
はメリットかなと思っています。
7)何かあったときに、家を残せる
住宅ローンを組んだので、私に何かあっても、賃貸の場合に比べて
屋根がある場所を子供たちに提供できる、、ということで
住宅ローンを組んでまでして家を購入できたことは自分の誇りです。
マンション暮らしで不便に感じていること
1)駐車場までが遠い
自走式なのでまだ良いのかもしれませんが、駐車場から家までが遠い
ところです。重たい荷物を運ぶときは管理室から台車を借りています。
2)外までが遠い
一戸建てに比べると、外に行くまでに時間がかかるので、少し出不精
にっているかな。。。と思います。
3)ゴミ捨て場までが遠い
これはマンションのシステムや自分の部屋の位置によりますが、
私は「家の前の廊下をあまり人がとおらない場所」を選んだので、
その逆としては、ゴミ捨て場までは遠い場所となっています。
4)来客用の駐車スペースが少ない
マンションの前で長時間の路駐は難しいですし、世帯数に比べ
来客用の駐車スペースも少ないため、今後、もっと住民の平均年齢
があがったときに、「盆」や「正月」に子供たちを呼ぶに呼べない
家庭も出てくるのではと勝手に心配をしています。
5)専用の庭がない
年を取ると「庭いじり」がしたくなるのは人間の本能なので
しょうか。庭いじりやBBQなどを家の居間から近くで行いたい
とおもっても、私の住む集合住宅では難しそうです。
共有のキッチン付きのスペースなどもありますが、申請や他の
人とのバッティングなどもあるので、計画的利用以外はなかなか
利用はしないですね。
6)居住者間の価値観が異なる
漠然としてますが、他人と共同でくらすということは様々な相容れ
ない意見が存在しながら暮らすということです。
「子供がうるさい」「上の階(らしい)生活音が気になる」
「マンション以外の子供があそんでいる」「共用設備の使い方が雑」
「廊下はこうすべき」「なぜ、この管理会社を変えるのか」
「夏祭りは開催すべきである」「防災への取り組み方」
「サークルに割り当てる補助金の考え方」
「マンションのエントランスを非接触カードにするべき」等々、
同じ集合住宅に住みながら、感じ方、取り組む優先順位の考え方が
異なる人が多く、小さいお子さんをもつ世帯が住みづらい集合住宅
に年を経ることに成り下がってきた感があります。
7)自治会役員引受けの不平等
役員などの係を何かと理由をつけて、絶対に引き受けない家庭も
存在しており、一種の不平等さを感じています。
いかがでしたでしょうか。メリット、デメリットは双方あれど、それでも私は家族のためにマンションを購入して20年近く暮らすことができて、今となってはよかったと思っています。
今後は、一戸建てへの想いもふくらましつつ、副業や転職などの新たなライフステージの変化をもって心境の変化していくことを受け入れながら適切な決断をできればと思っています。
最後までご覧くださりありがとうございました。