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50代からの登録養成課程 年賀状を辞めるには年賀状で伝えねばならぬのか?

 私は50歳を目前にキャリア自律の観点で中小企業診断士の資格に挑戦しはじめました。1次試験合格後、リカレント教育の活用として、登録養成課程に進学し、資格取得に向けて日々研鑽をしています。
 今年もあと2カ月で年末年始となり、そろそろ年賀状を気にする時期になりました。最近は年賀状の発行数も減ってきており、辞める人も続出するなかで、「辞め方」までマナーが問われています。
 今回は年賀状に関する私見について書き留めます。

年賀状をやめることを年賀状で知らせる必要はない

 もう、この見出しにつきると思います。年賀状が減っている今だからこそ、年賀状で年賀状じまいを連絡することで1枚でも多く発行することを事業者が期待している部分もあると思います。
 もちろん、年賀状世代の人たちのコミュニケーションの慣習を踏まえて丁寧な後腐れのない辞め方という部分もあると思いますが、年賀状の終わりは年賀状を出さなければならないというのは全員がMustとして対応しなければならない風潮で伝わっているところに違和感を感じています。
 むしろ、年賀状世代の人にも「勝手に辞める自由がある」「勝手に辞められても(届かなくなっても)そういうもんだ」と思うことを啓蒙してもらいたいと感じました。

 私個人では、当然ながら昔は出していました。最近はデザイン年賀状なども簡単に注文できるようになったし、年賀状ソフトなどで住所印刷もできます。また、年ごとに誰から送られてきたとか、誰が喪中とかも管理しやすくなりました。
 ここまで書いてると、年の瀬の個人の私信である年賀状が効率性や管理が求められ、ほぼ仕事みたいですよね。仕事っぽくこなしているのを楽しいと感じることもありましたが、次第に義務感も強くなり書いている方も楽しくないことが増えたことや、他のツールで会話できるので、年賀状を主体的に出すことによる「自分の得られる価値」がそもそも急激に薄れてしまったと感じています。

 世の中で年賀状で辞めるには年賀状で伝えなければならないという決まりもありません。マナーとしても確立はされていないです。自己防衛をする必要がないと感じたので、私は勝手に出さなくなった派です。

 勝手に出さなくなることで人間関係が壊れたこともないですし、年賀状でしか接点の無い人も他のSNSでゆるく繋がっていることもあり、わざわざ年の瀬にかしこまって年賀状しまいを伝える必要もありませんでした。
 それでも、切手代、はがき代をかけて引き続き、送ってくださる方もいますが、それをもって強制的に年賀状には年賀状で返す必要は無いのかなと思います。

 基本はお相手とご自身の間柄でのコミュニケーションです。どこまで相手に寄り添った配慮をするかは人それぞれ違うでしょう。まずは、自分でポリシー作って決められたことが一番正しいと思い、私は上記のようなスタンスをとりました。
 郵便切手代の値上げもあり、年賀状はますます減りそうですが、それでも今なお、10億枚以上は発行されているので大きな市場だなと思いますがここ数年でどれぐらい減少するのか、下げ止まるのかは注目したいところです。

最後までご覧くださりありがとうございました。


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