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50代からの登録養成課程 金融都市のオフィス出社回帰について思うこと

 私は50歳を目前にキャリア自律、副業による会社以外の社会貢献、退職再雇用による収益減少のリカバリーなどを考えて中小企業診断士を目指すことを決意しました。その後、第1次試験に合格した後はリカレント教育の環境で実践力を身に着けたいと思い、登録養成課程を志願し、入学するに至りました。私は今回の合格要因の1つに隙間時間を作りやすかったことがあげられます。子供の受験が一段落したこと、リモートワークで通勤時間が減ったことや体力が通勤で削られなかったことなどがあります。
 会社にとってのリモートワークのメリットデメリットは一長一短あるのでしょうが、個人にとっては、やはり自己啓発、家事育児介護、個人を中心とした人生とその一部である会社という点からはやはりリモートワークは無くてはならない制度の1つだと思いますし、その選択権は社員側に常にあってほしいと思っています。
 少しマクロな視点として、金融都市と言われている都市限定の調査のようですが、シンクタンクのCentre for Citiesによる調査レポートでフルタイム労働者の都市別のオフィス出勤状況を調査したレポートがBusiness Insiderに掲載がされていました。
   私の登録養成課程と仕事の両立もリモートワークが前提で体力的にも課題対応の時間的にも成り立っている状況ですので、金融都市のようなホワイトカラーが多く就労する場所でも引き続きリモートワークが継続されることが結果的には社員のスキルやモチベーションもあがり、生産性も高まるのではと思っていますが、どのような状況なのか自分の現況と比べながら私見を書き留めます。

世界の金融投資のリモートワークの状況

 トロントとロンドンのオフィス復帰は週平均2.7日と、調査対象都市の中で最も少ないようですが、週休二日として5日労働と考えると割と出勤をしているほうだなと思います。
 職場に行くメリットを会社が伝え、社員が応えると少なくとも週2.7日以上の出社に繋がるのだということですね。
 ロンドンはともかくとして、金融都市としてトロントの名前が出ること自体、私にとっては不勉強なのですが、世界的にはトロントも金融の都市として名を馳せているのですね。

  また、オーストラリアのシドニーでも週2.8日の割合でオフィスに戻っているとのことです。トロントもオーストラリアも国自体は自然も多く、リモートワークを推奨するような雰囲気?イメージ?を持ちますが、意外と出社を厳格にしようとしている会社が多いところが驚きです。

  週3日以上のオフィス出勤をしている金融都市は
   ニューヨーク 3.1日
   シンガポール 3.2日
   パリ     3.5日

との記載でした。
ニューヨーク、シンガポール、パリなどは働いている人も赴任者含めて多国籍であり、また、他の海外の主要金融拠点とのリアルタイムのミーティングなども頻繁にありそうなイメージです。
 そのため、リアルオフィスに出社してオンライン、オフラインのミーティングを使い分けて議論する必要もあることから週3日以上の出社になっているのかなと見受けられました。
 また、パリは金融都市というイメージはありませんが、人間性で常に人とリアルに接していきたいと思うでしょうし、またバカンスなどがあるので、オンとオフの切り替えがしやすいため、オフィス出社についてもハレーションは無いのかなという印象を持ちました。
 また、フランスではリモートワークで家の電気を使ったり住宅のスペースを仕事が侵入してくることのほうが我慢ならんというタイプの人も多いのかなという印象を持ちました。
 
 日本でもオフィスがいいという人も当然にいると思いますし、否定される話でもありませんが、オフィスではなく、リモートがいいと言っている人にまで強要されることのない社会であればと思います。
 オフィスがどんなに快適で、家がどんなに不便であっても、私はリモートワークで仕事は仕事で行いながら、オンからオフに移動時間などなく切り替えられる環境で成果を出していきたいと改めて思いました。

 世界の金融都市はオフィス機能に限らず文化的にもとても魅力ある街です。トロント以外は何度か訪れておりますが、またリモートの合間をぬってプライベートで訪問したいと思っています。

 最後までご覧くださりありがとうございました。

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