50代からの登録養成課程 就活生の企業選びを超氷河期世代の私の頃と比べて
私は25年以上前に就職活動をしていた頃は、バブルがはじけた直後で超氷河期でした。その一方で数年前のバブルの名残もあった時代のさなか混沌とした状態で手探りで就職活動(就活)をしていました。
最近、就活サイト「ONE CAREER」の調査で就活生が企業選びで重視することがWebサイトに掲載されていましたので、自分の頃を回顧し、書き留めておきます。
現在の企業選びの優先順位
・志望業界を3つ選んだ際の上位3つは
「メーカー」「IT・通信」「コンサル・シンクタンク」
・企業選びで重視することは
1位「企業内の雰囲気」
2位「ワークライフバランス」
とのことでした。
第一印象は時代がずいぶんと違う点でした。
今の仕事で採用に携わったりしますが上記の観点で企業を見る人が割と多いという結果はとても参考になります。
また、企業を選ぶ上での最大の決め手は「
企業説明会の内容」(40.9%)
がダントツで1位だったようです。
時代の流れとして恐らくこうであろうと、納得はするものの、説明会よりもやはりOBOG等の身近な人や自分とバックグラウンドが近しい方の話のほうが説明会のような場での内容よりは私は信ぴょう性も含めて信頼をしていました。
超氷河期の頃の企業選びの優先順位
超氷河期時代のランキング結果ではなく、私個人の場合に限っての話ですが、志望業界を3つ選ぶとしたら、当時の私は
「マスコミ」
「IT・通信」
「総合商社」(時点:金融)
でした。
まだインターネットが勃興し始めた程度でマスメディア全盛期の時代で、広告代理店(いわゆる”電博+大広”)やラジオやテレビの人気が高かった記憶があります。
私もOB訪問や一般試験などを何社か受け、そのうち東海圏にある地方テレビは最終面談まで行きましたが、結果は夢破れました。。。
商社や金融も業界再編の前で今よりも企業がたくさんありました。
当時、私はエントリー葉書を200枚以上書き、35社の面接を受けました。
また、就活の際に企業選びで私が重視したことは、
1位「知名度・大企業であること」
2位「賞与の目安(年間〇ヶ月 等)」
3位「いろいろな業界がグループ会社内に存在する」
と、かなり偏った基準、かっこつけな選定をしていました。
大企業でしかできない仕事を若いうちに経験をしたいという気持ちから上記のようなスタンスをとっていた記憶があります。。。
現在の企業選びで重視されている「企業内の雰囲気がいい」というのは、選び方としてはリスクがあると思います。
なぜなら、会社への満足度の高い社員が会社説明の場に出てくることも多いですし、たとえ雰囲気のよい組織に自分が入っても、同じ様になるかは不確実かと見受けられます。
当時の私が企業を選ぶ上で最大の決め手は自分の場合は
「最初の配属で社会人人生の一生が決まってしまうことがないか」
でした。
その時点で商社について、徐々に興味が薄れた覚えがあります。
今は選んだ会社が当時の選定基準にはありませんが、
「リモートワークで働ける」
「スキルアップや資格取得に向けて、支援施策が豊富にある」
という環境であったところを結果的に選んでいたことを当時の自分に褒めてあげたいです。
時代の変遷、各々の世代での教育や社会情勢などによって企業選びの価値観が変わりますが、あまり人に流されずに、自分の価値基準をもって「企業に選ばれる、というよりも、企業を選ぶ」という視点をブレずに持てるかがカギと思いました。
以前のNoteの記事にも書きましたが、「大学卒業見込み」というのは一生で一度の期間限定の資格です。
1つの会社に25年以上勤める場合もある、、、ということも考慮すると、人気ランキングなどや人の助言で安易に会社を選ぶことなく、自分の目線、価値観をブラさずに持ち、企業選びをしてもらいたいと思います。
最後までご覧くださりありがとうございました。
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