50代からの登録養成課程 転職してみたいがプロからは辞めろと言われる世代
私はこれまでのサラリーマン人生からのキャリア自律を目指し、50歳直前から中小企業診断士の勉強を独学ではじめ、1次試験合格後、登録養成課程で学びはじめました。資格取得をした際には中小企業診断士としての仕事を副業からはじめ、徐々に本業にしていきたいと思っています。
もちろん、今の仕事を続けるだけではなく、中小企業診断士としての独立に役立つような仕事であれば、転職もありかなと、一度も転職経験のない私が妄想にふけっております。
しかしながら、ダイヤモンドオンラインの記事によると、私のようないわゆる大企業勤務しか業務経験のない中高年に転職は進められないそうです。
今回は記事の内容の「転職」を勧めない理由に、私がどれくらい合致をし、合理的と考えられるのか、検証することを通じて、改めて今後のキャリアプランの方向性を考えようと思います。
サラリーマンは己を過信せず、今を生きるだけが吉なのか?
これからも離職、転職市場は活況となるのでしょうが、実際は中高年になってからの転職はまずは家族の理解がハードルになるそうです。
当然ながら家族からすると年収や大企業という安心や信用を自ら放棄することはなかなかできないでしょう。
年収下がるのであれば、その差分は我慢代と考えて、大企業の許す範囲で副業でやりたければやったらという考えになると思います。
リスクテイクを大企業の傘のしたでしかできなかった人生を選んだ人はその家族も含め、その恩恵を合理的に手放すほどの理由はなかなか見つからないし、その説得は難しいところです。
私は長いサラリーマン人生、転職はせず、異動をしてきましたが、どこの部署でも理不尽さや自分の考えと異なる行動を強いられることもありました。それでも続けて来れたのは「最低賃金」の水準が高いのと、ここでしかできない「仕事」や「心理的安全性」があり、その恩恵をもって家族と暮らせていることは実感をしていたからです。また、コロナを経てリモートワークになったことも、私にとっては仕事上の「辛抱」「我慢」を上回る、家族や私生活を含めたワークライフとして価値に感じました。
子供の受験期、自分の試験勉強期には特に感じました。そして、時を経て新たな夢を抱いた自分が今の会社の環境にいるよりも、部署を変える、会社を変えたほうが、「定年後の仕事に役立つ」と考えるようになりました。
記事では大企業から大企業などの同じ規模クラス間での異動はまだ文化や考え方も似通っているが、大企業からスタートアップへの転職はいろいろとギャップもあり、難しいとのことです。
私自身、中小企業向けの支援や中小企業向けの商材を扱う企業へ転職し、今後の中小企業診断士として活躍できるフィールドを広げていきたいと思っており、それには転職が伴います。
独立して活躍したいフィールドに向けた勉強はこれまで会社と並行してやってきました。今度は会社を変えて実力を養成していくのか、大企業での勤務と並行して取り組むのか、改めて考えたいと思います。また、時間的な経過も考慮すると、子育ても住宅ローンもGoalが見えてきているし、今の会社での定年再雇用についても給与レベルが見えてきている現状では、やはり、大企業経験しかない中高年の転職はやめておけと言われても、その大企業での恩恵に魅力を感じないステージに来ているということもまた実感しています。これから就職超氷河期世代の定年が加速していくなかで、労働市場の環境も変わってくるでしょう。
まずは自分が大企業の勤務を外れても通用する実力、マインド、行動力を身に着けておく必要があると考えました。
最後までご覧くださりありがとうございました。