50代からの登録養成課程 仕事ができるリーダでも家庭はまとまらんこともある
私は50歳を目前にキャリア自律をと思い、中小企業診断士の資格取得を目指すことを決めました。その後、勉強をしていくなかで1次試験に合格した後はリカレント教育の環境で学ぶことを目指し、登録養成課程を志願し、現在通学をしています。
登録養成課程では様々なメンバーとグループワークをおこない、その都度、ファシリテーションやリーダシップなどを発揮する場面もあり、日々試行錯誤しています。
こういったリーダシップを取る、ファシリテートをする、相手を慮って対応するなどは、仕事や学校だけでなく、家庭でも自然とTPOに合わせてふるまえるようになるのが理想です。
しかしながら、昨今は、『「仕事できても家庭崩壊」するリーダー』が急増していると、東洋経済ONLINEのWeb記事に掲載がありました。
私が仕事ができるかはとりあえず横において笑、我が家の崩壊リスクがいかほどか考える機会にしたいと思います。
仕事のリーダの能力と家庭のリーダの能力は別なのか
リーダシップを取れる人は、社員を動機づけ、組織をゴールにむかうための知識、人的スキル、リーダとしての資質が備わっています。一人ですべてこなすよりも、周囲を束ねて導いてたり、下支えしていくようなスキルがあれば、リーダとしてのスキルがあると思われます。
そのようなスキルを習得すべく、世間ではリーダシップ研修コースなど、様々なプログラムを各社が開発し、大企業が活用しています。
一方、家庭内のリーダシップについての研修などはあまりありません。企業と家庭で求められるリーダの資質が違ったとしても、企業は家庭内のリーダーシップ研修までには社員に教育費用を投資しないです。
更に組織自体が脆弱でもあり、配偶者との不和、子供のと不和などが加わると一気に家庭は危機的な状況に陥ります。
そして一度歯車がズレると中々修復もできず、離婚に至るということも多そうです。離婚率はいまや30%を超過しており、3組に1組が離婚をするとも言われています。
では、なぜこんなにも家庭が崩壊していくのか、ビジネスで培ったリーダーシップは活かされていないかということになりますが、そもそも家庭と会社ではリーダシップの質が異なります。
家庭の中はビジネスと異なり上下の系列に基づく指示が常にあるというよりは、フラットな立場でお互いがお互いの役割をこなしつつ、助け合うということになります。これまでのように男女や夫婦で完全分業ではなく、夫婦それぞれが自分の仕事を持ち、そのうえで家庭をケアしている状況です。そうなると、「いかに、自分が家庭や仕事を快適にするために、パートナーが何を貢献してくれるか?」といった損得が芽生えてしまうご家庭も多くなると思います。
家族は大人、子供と老若男女入り乱れる組織であり、絶対的な君主もいないですので、そもそもビジネス環境とは異なりますので同じスキルを家庭に持ち込んでもやはりうまくいかなそうです。
ビジネスライクに家庭の問題を片付けようとすると、やはり一気に家庭崩壊への道に進みそうです。
今のところ、いえのコトはほとんどできない、生活力、生命力のない私ですが、なんとか自分の身の回りや自分ができることだけでもやろうとしている姿が何となく伝わっているのか、決して家族内では強い立場ではありませんが、家の中で仕事もさせていただき、仕事のない時は登録養成課程にも行かせていただきと家族に協力をしてもらっていると思うと、感謝をしなきゃというのと、資格を取得することで恩返しになればと思っています。
まだまだ登録養成課程は続きますが、それ以上に家庭は続いていくので皆の成長と自分の成長とどちらも譲らずに邁進していきたいと改めて思いました。ビジネスのリーダシップスキルはそこそこに、中小企業診断士としての資質と家庭でのリーダシップとして求められる包容力や対話力、このあたりをまずは磨いていきたいと思います。
最後までご覧くださりありがとうございました。