営業縮小を余儀なくされているライブハウスやクラブへの対応に関する都知事選候補者の考えを読んで思うことを書いてみた
Save Our Spaceという、新型コロナ感染拡大の影響をもろに受けている文化施設への助成金を求めるなどしている団体が、都知事選の候補者(主に注目が集まっている方々)へ営業縮小せざるを得なくなっているライブハウスやクラブへの対応についてどう考えているかを聞いてみたそうで、その回答が本日公開されていました。
ちなみに回答者は以下の4名。
宇都宮けんじ候補
小野たいすけ候補
小池ゆりこ候補
山本太郎候補
ざっくりとしていますが、聞いた内容は以下の通りです。
①ライブハウスやクラブへの直接補償は必要か?
②縮小営業等による営業制限に関して直接補償は必要か?
③名指しでの自粛要請は妥当か?
④ウェブ配信は生のエンタメの代替手段となるか?
⑤ライブハウスやクラブはどういった場所だと考えているか?
自称ライブハウスがないと生きていけない都民のわたし。回答をじっくり拝見しました。
クラブもライブハウスも大半の人の生活には必要ない場所なのかもしれないけど、都知事選候補者の方々は、ないと生活できない人のことを考えていないわけではないようだとわかって嬉しい限り。
ただ、ひとつだけ気になったのは、4つ目の質問に対する小池ゆりこ候補の回答。「ウェブ配信は生のエンタメの代替手段となる」と答えていましたが…わたしは賛同できません。
確かに配信には配信のいいところがあります。今までエンタメから遠いところにいた人たちとの距離が、配信という形にすることでちょっと縮まったように思います。これはとてもいいこと。でも、配信は生のエンタメには代わらない。生のエンタメは人間の五感全てを使って楽しめる唯一の手段。あの場でしか味わえない感覚や体験が山のようにあります。先日、好きなアーティストのライブ配信を観ましたが、正直もの足りないなと感じました。手持ちで一番いい音質のイヤホンで聴き、スマホだと画面が小さいからTVに映せるようにし、以前ライブハウスで買ったTシャツなんか着てみちゃったりして、より生に近づけようと努力はしたけど、なんか物足りない。こう感じてしまったのは、やっぱり生じゃないと味わえない何かが配信では味わえなかったからなんだと思います。だから、生のエンタメを配信に置き換えるなんて無理、とわたしは考えています。賛同してくれる人、いるかな。。
あと、そもそもの話になっちゃいますが、小池候補は配信関連の企画をして応募が殺到した話をしてますけど、企画に応募が殺到したこととウェブ配信が生のエンタメの代替となることは関係がないと思っていて。この状況でアーティストの皆さんが今すぐできることが配信だっただけなのでは?なんかしっくりくる回答じゃない。他の回答もだけど。もやもや。
はあ、なんかちょっぴり熱くなってしまいましたが、、、ちょうど誰に投票しようか考えていたところだったので、この回答はとても参考になりました。
都民でまだ誰に投票しようか迷っている方がいたら、上のリンクを読んでみるのもいいかもしれません。投票の参考になると思いますので、ぜひ。